第五章 StrikerS編
第百三十八話 『母と子』
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
Side ラン・ブルックランズ
ヴィヴィオがなのはさんとフェイトさんの部屋で一緒に寝るようになって翌日、朝の訓練で、
「うー…やっぱり重い」
「僕も、二つとも巨大化して少しつらい…」
私はバルムンク、レンはアウルヴァンディルのモード2に苦しめられていた。
エリオはブースターが増えた。
ティアさんはダガーモードになった。
だけど私とレンのモード2は両方共巨大化した。
私のバルムンクはモード2はドラッチェンフォルム《Drachen form.》。
スリムなシグナム副隊長のレヴァンティンと似た剣であったのに1.5mはある巨大な大剣に変化してしまった。
特徴的なのは片刃の反対側の峰部分に三箇所ブースターがついていることだ。
そしてレンのアウルヴァンディルのモード2はギガシルトフォルム《Gigaschild form.》。
二つの盾が一回り大きくなり腕部分を覆い隠すくらいの巨大な盾に変化した。
当然、二重構造のギミックは変わらず展開すれば巨大な魔力刃が突き出てくるといった仕様である。
ここまで大幅な変化をするとは…。
これだとセイバーズ隊は対巨人戦闘に特化したものに仕立て上げたいのかと勘ぐってしまう。
でも、魔力を込めると私の剣は龍の模様が浮かび上がるようになっていてそれが輝く事に力を増していくという仕様らしい。
「ランはガジェットを軽く薙ぎ払えるようにってシホちゃんが提案してのモード2。
ブースターを吹かす事でとんでもない突撃斬りが出来るのが魅力だね。
そしてレンはさらに広範囲で味方を守れるようにモード1より強力なシールドと反射が展開できるモード2。
どっちも魔術師でもある二人なら扱えるだろうというシホちゃんやシャーリーの魔改造が施されているんだよ」
「な、なるほど…」
「それじゃ慣れないといけないですね…」
「二人共。身体強化の魔術を使えば軽く扱えると思うから試してみて?」
シホさんの言葉に私とレンは身体強化を施してもう一度武器を持ってみた。
「あっ…」
「軽いです…」
「二人のデバイスは魔導師と同時に魔術師の力も併用して使われるタイプだから四人とは違って特殊だけど慣れていってね? モード3も二人はまた違う味を出しているからね?」
「「は、はい…頑張ります」」
それから訓練は行われていって主に私が切込隊長をやらされ、レンがみんなをガードする部分に特化したスタイルだという事が判明した。
そして今日の訓練も終了し、汗をシャワーで流しに行く途中で、
「…でも、モード2もみんな大体慣れてきたね」
スバルさんがそういうが私とレンはまだやっとコツを掴んだ程度だ。
「変化が少ないあたしとキャロはともかく、エリオとティア、ランにレンは大幅に変わった
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ