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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第142話】
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ジャミング波、解除されました。望遠ですが映像が出ます!」
そう言い、最大望遠で交戦空域を映し出すとそこに映っていたのは――。
「……IS…ですか、あれは…?」
「……………」
織斑千冬は答えなかった。
――否、答えられなかったのだろう。
その姿は一見、フルスキン型のISに見えるのだが――全体的にISより巨体なのだ。
前に現れた無人機よりも大きなそれは、有坂緋琉人の村雲と対比すると凡そ二メートル半程あった。
突如現れたそれは、まるで有坂緋琉人を守るように周囲にバリアらしきものを形成しているのが映っていた――。
――福音との交戦空域――
目の前に現れた何かを俺は見上げていた。
背部には飛行ユニットらしきものが付き、その飛行ユニット上部にはガトリング砲が、下部にはミサイル――それも戦闘機が使うタイプのミサイルを二基――。
――と、突如オープン・チャネルが開いた。
『よう!ヒルト、無事か!?』
そんな何処かで聞き覚えのある声が辺り一帯に響き渡る。
「………親父?」
恐る恐る訊いてみると、その物体が此方に向き直す――。
完全なフルスキン――否、まるでフルアーマーの様な全身装甲で、生身を一切さらけ出していない。
フェイス部分もISとは違うフルフェイス装甲――それも赤いツインアイでまるで先鋭的な――リアルロボットによくあるタイプの頭部に見えた。
――と、俺の問いに答えるように、オープン・チャネルのまま返事が来た。
『おぅっ!こんな成をしてるが紛れもなくお前の父親、有坂陽人だぜ。ワッハッハッ!』
突然の出来事に、俺の頭の整理が追い付かず、混乱するだけだった。
でも――そこに居るのは間違いなく親父だというのは……直感的だが、それだけは何と無く信用が出来た――。
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