第115話 鳳凰と火炎石
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さんも、それで命を狙われずに済むかもしれませんから一石二鳥ですよ。」
フ「・・・・・」
私たちがこんなに説得してるのに、フレイは何も言わない。
エ「どうしても言わぬなら、無理矢理にでも吐かせてもらうぞ。」
ユ「仲間の、マヤの命が掛かってるの。踵落とし何発で言ってくれるのかな?」
フ「・・・・・」
エルザが別空間から魔法剣を取り出し、ユモは右足に冷気をためてる。こんなかなり怒りムードになっても、フレイは何も言わない。その時、
マカ「もうよいじゃろ、フレイ。」
マカ以外「!!!??」
マスターがいつもの穏やかな表情ではなく、険しい表情で私たちの後ろに立っていた。
マカ「フレイ、約束を守るのも大事じゃが、仲間の信頼も大事じゃ。お前だって、早く楽になりたいはずじゃ。自分が困った時は、仲間は必ず助けてくれる。仲間が困ってる時は、自分が必ず助ける。人と人は繋がっているんじゃ。」
フ「・・・・・」
マスターの言葉に心を動かされたのか、フレイがやっと口を開いてくれた。
フ「火炎石は、鳳凰と関係してる者にしか使えない太古の魔法(エンシェントスペル)なんだ。」
フ&マカ以外「太古の魔法!!!??」
てか、火炎石って、魔法だったのぉっ!?
ル「鳳凰と関係してる者・・・?」
確かに私とフレイは鳳凰と深い関係があるけど・・・
フ「火炎石の炎は、本物の鳳凰の炎を体に纏って使う魔法だ。簡単に言えば、ナツの炎が鳳凰の炎って事だ。」
ショ「鳳凰の炎は、伝説ではものを燃やす事はもちろん、絶対に消えない炎で、薬の代わりにも使える特殊な炎だ。」
ト「だから火炎石を狙う人がいるんですね。」
シャ「でも、鳳凰と関係してる者しか使うことができないから、意味無いのね。」
だから私とフレイしか使えないんだね。
ユ「でも、何で火炎石がマヤの体内の中に?マヤの実の親が埋め込んだのは鳳凰と会う前なんでしょ?」
ユモの言うとおりだ。これじゃあフレイが言ってる話の辻褄が合わない。
ナ「お前、また何か隠してるのか?」
フ「全部本当の事だ。」
ナ「んじゃあ早く話せよ。」
リョ「ナツ、お前まだ分かんねぇのか。」
ナ「んだとリョウ!!もういっぺん言ってみろっ!!」
ル「こんな時に喧嘩しないでよ〜!!」
ていうか、リョウは何が分かったの?エルザとショールも分かったみたいな表情してるけど・・・
エ「鳳凰と関係してる者しか使う事ができない火炎石を、マヤの実の親が持っていたんだぞ。」
ショ「お前等はここから何を推測する?」
エルザとショールの問いにしばらく考え込むみんな。すると、
ル「も、もしかして・・・」
ウェ「そうだ
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