第三幕その四
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
確かに言うオベローンだった。
「そう、同じなのだ」
「同じなのですか」
「心は何処までも美しい。今も最後まで誓いを守ろうとした」
二人共に死のうと誓ったことである。
「それがだ」
「僕達のそれを」
「見ていたというのですか」
「さあ、その言葉と共にだ」
オベローンはゆっくりと前に出た。前に出たところで右手を軽くあげて親指と人差し指を鳴らす。するとヒュオンとレツィアの縄が解けた。シェラスミンとファティメのものもだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ