紫藤先生嫌いですwww
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仕方ありませんねぇ……」
演技がかった仕草で、いかにも残念といった風に言う紫藤。
まあ確かに一人で行動するならほっとけば良いしなwww
だから…………。
「あ、そんじゃ俺もおりますwww宮本さんが心配ですんでwww」
「はぁっ!?」
俺はそう言うと、すぐにバスから飛び出した。
後ろから高城の唖然とした声が聞こえたが、とりあえず無視しますwww
「よっすwww」
「え……何で……?」
俺が降りたことに驚いているのか、ポカンとした様子の宮本。
うっはwwwバカ面ワロタwww
「いや、流石にこんな無法地帯にお前ひとりで行かせるわけには行かないだろ」
嘘ですwww紫藤と一緒にいるのが嫌なだけですwww
……何顔真っ赤にしてんだ?宮本。
「……ありがと」
「えwwwなんだってwww」
「何でもないわよっ」
軽くおなかをポンッと突かれる。
おいwwwそれさっき不良生徒を嘔吐させたやつじゃねえかwwwマジ汚ぇwww
「……ん?」
ドガッと激しい物音がした方向を見る。
そこには俺たちがさっきまで乗っていたバスとはまた違ったバスが、車にぶつかってこちらに吹っ飛んでくる様子だった。
……ワロエナイ。
「あっぶねぇぇぇっ!!」
「きゃぁぁっ!?」
宮本をとっさに抱えて、吹っ飛んでくるバスから避ける。
俺が逃げ込んだのは小さなトンネルで、バスは横幅が狭くて入ってこれなかったみたいだ。
怖ぇ……本当、危機一髪じゃねえか……。
横転したバスからは火の手が上がっており、辺りを明るく照らしている。
「あ、ありがと……」
「ん?お、おうwww」
いつも元気なこいつに似合わない、しおれた様子でお礼を言ってくる。
正直無意識で助けたので、あまりお礼を言われることではないんだけど……。
まあもらってて損はないからもらっときますけどねwww
「先生!無事か!?」
バスを隔てた先で、毒島が安全の確認をしてくる。
「あぁ……先生に何かあったと思うと……今すぐにでも紫藤を殺してやりたい……」
……ここからじゃあまり聞こえないんだけど、とんでもないことを言っているような気がする。
っていうかいつから毒島はこんな風になったんだっけ?
教育って本当に大事だなとしみじみ思いましたまるwww
「おぉ!だいじょう―――ぶぇぇぇっ!?」
毒島に無事なことを伝えようとすると、横転しているバスから燃えた身体を引きずりながら奴らが姿を現した。
ちょっwwwこいつら火にも耐性あるのかよwww物理的攻撃以外では無敵なのwww?
……そう言えば、車とかって炎上したら爆発するんだっけ?ガソリンか何かに引火して。
「……逃げるぞ、宮本!
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