鞠川先生……(ポッ
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危なくなるんだけど……。
走ってきている生徒たちの中に、一人教師が混ざっていた。
明らかここ数年走っていない走り方でこちらに向かっているのは……紫藤先生か?
相変わらず面白い走り方だなwww
「待ってもいいけど、あまり集まられると動けなくなるんだけどwww」
俺がそう言うと、何故か宮本が縋り付いてきた。
え?やっぱり『待って』じゃなくて『舞って』の方だった?
仕方ないなぁ……俺の華麗な舞を見せて……。
「あんな奴助けることなんかない!早く出して!」
「ちょwww運転手に縋り付くなwww」
巨乳が当たっているのは気持ちいいですよ、うんwww
でも何でここまで紫藤先生たちが来るのを嫌がっているんだ……?
まああの先生裏がありそうだしな……。
チラリと車外の様子を窺う。
すると本を数冊抱えたいかにもがり勉といった風体の眼鏡生徒が、目を疑うほど軽快に走っていた。
おぉ!あの速さならバスにたどり着けるんじゃないか?
「あぁんっ!!」
と思っていたら盛大にこけますたwww
しかもなんだよその悲鳴wwwオカマかよwww
「足首を挫きましたぁっ!」
言 わ な く て も 分 か っ て る よwww
何だあいつwww面白すぎだろwww
あいつは助けてやりたい……と思っていたら紫藤先生がその生徒の顔面を踏みつけていました。
な、何を言っているかわからないと思うが、俺も分からない……!
どうやら紫藤先生はその生徒を囮にしたようで、他の生徒たちはバスの中に乗り込んでくる。
「先生!全員乗りました〜」
「んじゃ出しますね〜www」
鞠川先生と話していると癒されるわぁ。
でも足りないから是非その母性溢れるお山で癒してほしいわぁ。
しかし今更だけど運転大丈夫かな……?
まあどうでもいいやwwwどうにでもなっちまえwww
「大和……発進!」
アクセルをグッと踏み、一気に速度を上げる。
うはぁっwwwタイヤのこすれる音がSUGEEEEEE!!
「長谷川!校門に行って!」
「おいwww呼び捨てwww」
言われた通り、ハンドルをきって校門に向かう。
だがその途中には、獲物を求めている奴らが多く徘徊している。
「あ〜……鞠川先生。今からスクラップになると思うんで、あまり外を見ない方がいいと思います」
「え……?」
鞠川先生は、外の状態を見てこれから俺がどうするか察したようだ。
先生は綺麗なままでいてほしいからなwwwグロイものは見る必要なし!
朝に人撥ねているように見えたのは俺の幻覚だろう。
「いえ、先生。私、見ます」
「……ふぇっ?」
俺の忠告を無視し、スッと決意を固めた目で俺を見てくる。
手を優し
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