鞠川先生……(ポッ
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全員バスめがけて死ぬ気で走る。
奴らとの接触をなるべく避け、障害になるものだけを倒していく。
基本的に後ろの方にいると、前にいる毒島や宮本とかが叩きのめしてくれているから楽ですwww本当にありがとうございますwww
小室もバットで奴らの頭をかち割り、平野は銃刀法がある日本で役に立つのと疑うほどの射撃能力の高さで皆を援護している。
いやはや、もっと頑張ってくれwww
しかしやはり犠牲者が出てくる。
「うわぁぁぁぁっ!!」
肩にかけていたタオルを掴まれ、馬鹿力で地面に倒された男子生徒が噛まれた。
血しぶきが噛まれたところから吹き出し、助からないことが分かる。
「直美!逃げろぉっ!!」
死に直面しているというのに、男子生徒が思ったのは自分の彼女のことだった。
涙を流しながら、逃げるように促している。
そしてその彼女は、逃げることをせずに彼のもとへと駆け出して行った。
高城の制止も振り切り、彼の下へと走り寄る。
「私、分かるわ。あの子は愛する人と一緒に死にたかったのよ」
鞠川先生がそう言う。
しかし……人間って本当に汚いところもあるが、美しいところもあるんだな……。
まあ俺は汚さ100パーセントなんですけどねwww
「先生!バスのカギを!」
ようやくバスにたどり着く。
ぞくぞくとバスの中に乗り込み、小室と毒島がバスを守る。
「あれぇ?これどこに刺せばいいの〜?先生〜、助けてください〜」
……えっwww俺もバスなんて知らないんだけどwww
でも鞠川先生の頼みだし……失敗したらみんなで死のうねっ☆
「あんた今とんでもないこ考えなかった?」
「何のことだ?」
「……ううん、ごめん。何でもないわ」
高城の直感良すぎワロタwww
エンジンキーの場所はすぐに見つかったので、そこに刺す。
音を出して、バスが動けることが分かる。
「うしwwwかかりましたよ、鞠川先生。では運転はおねが―――――」
「私の車と全然違う〜!先生、運転お願いしてもいいですか?」
なん……だと……!?
「も、勿論ですともwww」
しかし断れない現代日本人男性の俺www
社畜になるために生まれてきましたぁwww
運転ミスって死んだらごめんね?死なば諸共www
「私ならいつでも一緒に死ぬぞ?」
「精一杯運転します」
最近毒島が怖くなってきましたまる
毒島が中に入っているということは、もう出してもいいんだよな?
「待ってください先生!こっちに走ってきている人が……!」
小室が俺に向かって叫ぶ。
車外を見ると成程、確かに数人の生徒たちが走ってきている。
え〜……待ってたら俺(たち)も
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