何もかもうまくいくはずはないよねwww
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セントよ」
それでも嫌でござんすwww
一応リーダーなんだから小室が行けよwwwおいどんは行きたくないでごわすwww
「死にたくないでござる!絶対に死にたくないでござる!」
「み、醜い……」
後で平野ぶっ殺す。
でもお前らも死にたくないだろ?
当然俺も死にたくない。だから何を言われようと絶対に行かない。絶対にだ!
「行ってくれるんだったら、ちょっとだけならあたしの胸触っても―――――」
「私が行こう」
生徒たちにこれ以上危険な目に合わせるわけにはいかない。
私は教師として、何より大人として自身を危険にさらさなければならない。
親御さんから預かった大切なご子息たちだ……決して死なせはしない!
俺は普段から考えていることをさらに思い浮かべ、音を立てないようにゆっくりと階段を下りていく。
いや、決して高城がFカップという巨乳を腕で押し上げながら流し目で見てきたからとか、そんなことが理由ではない。
「これが大人……」
小室が畏怖したように俺を見てくる。
ふっ……俺のような立派な大人になれよ……?
俺は歩いていた足を細心の注意を払って止める。
周りをゾンビ……小室たち風に言うなら奴らが徘徊している。
喰らいつく獲物を求めて、フラフラと歩いている。
……怖いよママぁぁぁぁっ!!
くそ!一時の欲望に流されるんじゃなかった!
取り返しのつかないことになるってお父さんに教えられてたのに!
いやぁぁぁぁっ!お願い!高城の推理が的中していてくれぇぇっ!
「…………」
真っ青な顔でガクブルしながら少し経つ。
しかし奴らは俺に気づいた様子はなく、襲い掛かってくることもなかった。
よっしゃ!高城の推理が当たってた!
後はこいつらをなるべく玄関扉から離れさせる……と。
「(とぅっwww)」
手に持っていた金砕棒をロッカーにぶつける。
大きな音がしたそこに、奴らはぞろぞろと群がりはじめる。
いやっほぉっ!これで高城のおっぱい触りまくりだぜっ!
そんな視線を高城に送ると、あからさまに嫌そうな顔をした。何故だ。
奴らが離れていく様子を見て、待機していた毒島たちが降りてくる。
「(ふぅ……これでなんとか無事に脱出できそうだなwwwいやぁ、案外ちょろいもんだなwww)」
この時の俺は気づかなかったんだ。
これが俗に言う―――――
―――――フラグというやつだと。
カァンッと金属と金属を打ち合わせた音が鳴る。
その音の発生理由は、助けた男子生徒が持っていたさすまたが階段の取っ手に当たったことだった。
その高い音は、静まり返った学園中に聞こえるのではないかと思うほどだった。
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