マジカル☆ウィッチルフェイちゃん堕天使と開講し、少年目覚める
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そう言われて、俺は彼女の姿を思い浮かべる。特にあの足の仕掛けとかいいよな。アレに両手を籠手にして、ヒーローっぽくて格好良いよな。装備は二刀流の剣とか。
『面白いじゃないか。だが、2刀などとケチなことは私は言わん』
声が聞こえたと思った瞬間、身体の痛みは消えて動くようになってきた。。俺の“両手”には真紅の籠手。その籠手には手の甲の部分に黒い宝玉が嵌められている。そして、足にはあの少女の様な物まである。そちらもヒーローの色である真紅で、黒い宝玉が生えている。そして、眼前には持ち手の上の部分が金色の王冠の様な豪勢な作りになった綺麗な真紅の刀身を持つ10本の剣があった。そして、何より胸には一際大きな宝玉が埋め込まれていた。その宝玉はどんどん身体の中へと入っていく。
『蘇生を完了した』
「ありがとう。それでお前は誰だ?」
『私か……私は夢幻より生まれしドラゴンだ。名前はそうだな……お前が付けろ。私はお前の元に生まれ落ちた者だ。言わば娘のような存在だ。好きにしろ』
「なら、リン。リンでどうだ?」
俺は頭に思い浮かんだ名前をそのまま付けることにした。しかし、父親になるのか……ままごとみたいで変な気分だな。
『リンか、了解した。私はしばらく眠る。お前は自らを鍛えろ。ヒーローなる者になりたければ尚更だ。私の契約者として、私自身として、生半可な実力は許さない』
「わかった!」
それから、武装は解除されてリンの気配が俺の奥底に消えていった。でも、身体の中からは凄い力が湧き上がってくるのを感じる。身体も元に戻ったし、これからは身体を鍛えないとな。それと、剣術を習ってみようかな。でも、先ずはこの燃える山からの脱出だな。急いで山を降りる。炎は全く熱くなかったので、簡単に脱出出来た。
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