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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
馬肉
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気分です。」
一輝はついでに、Dフォンを持っている全員の名前を入力してみると、一輝のところに書いてあったのと変わらない内容が書かれていた。
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“アンダーウッド”収穫祭本陣営。
一輝は十六夜に呼び出され、本陣営に来ていた。
そして、その場でこの件に関する説明が行われたが・・・
《伝説から何まで、全部あの馬肉のコミュニティにけしかけてやろうか・・・》
一輝は内心穏やかでなかった。
今すぐに、グリフィスを呪い殺しかねないくらいには。
「話はよく分かった。この件は両者に非があるため、両者不問とする。しかし次に問題を起こしたら強制退去だ。」
「ふざけるな!!!」
《アイツ、マジで呪い殺そうかな・・・》
一輝が自分の中にいる妖怪や、使える呪術の類を片っ端から頭の中でリストアップし、最も苦しい呪い殺し方を完成させると(道を外しているためか、一輝の家にはその類の本も大量にあった。)、話はかなり飛んでいた。
「どうなってアイツはおとなしく黙ってるんだ?」
一輝は隣にいる十六夜に聞いた。
「ああ。白夜叉の同胞であるグリーを馬鹿にした以上、バレたら潰されるぞ、ってな。」
「なら、俺らは気にしなくていいな。」
「ああ。」
二人は退室していこうとするグリフィスを睨むと、奇跡でも起きたのか、まったく同じ事を言う。
「「・・・おい、待てよ馬肉。何を勝手にまとめてやがる。」」
馬肉呼ばわりに、グリフィスは絶句しながら振り返った。
「逃げてんじゃねえよ。白夜叉の件はそっちの都合だろうが。何で俺達が譲歩しないといけない。」
「十六夜の言うとおりだ。ここで消えるってんなら、俺が伝説を使ってコミュニティを潰すぞ。」
「い、十六夜さん・・・一輝さんも・・・」
黒ウサギが焦って止めに入る。
彼女自身憤りはあっても無用な血が流れることは望んでいない。
白夜叉が何かしらの報復行為をとるのは間違いなく、そこに一輝の伝説による攻撃が加われば、オーバーキル気味に潰れるのは間違いない。
白夜叉が皆殺しにするのは言いすぎだろうが、一輝は本当に潰す。
黒ウサギが知っているメンバーだけでも可能なのだから、全て使えば言うまでもない。
二人の発言を聞いた蛟劉も肩をすくめながら説得しようとする。
「あのなあ、ちょっと落ち着けよ二人とも。言いたい事は分かるが、先に暴力を振るったんは君らの同胞、春日部耀やで?本来なら君らがさばかれても何の不思議もないんやから。」
だが、二人はそんなことを論点においていない。
「ハッ、ふざけんな。じゃああれか?公衆の面前で口舌を切りつけるのは無実なのか?確かに、切りつけられた相手には
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