暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
馬肉
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
気分です。」

一輝はついでに、Dフォンを持っている全員の名前を入力してみると、一輝のところに書いてあったのと変わらない内容が書かれていた。



             ============



“アンダーウッド”収穫祭本陣営。
一輝は十六夜に呼び出され、本陣営に来ていた。
そして、その場でこの件に関する説明が行われたが・・・

《伝説から何まで、全部あの馬肉のコミュニティにけしかけてやろうか・・・》

一輝は内心穏やかでなかった。
今すぐに、グリフィスを呪い殺しかねないくらいには。

「話はよく分かった。この件は両者に非があるため、両者不問とする。しかし次に問題を起こしたら強制退去だ。」
「ふざけるな!!!」

《アイツ、マジで呪い殺そうかな・・・》

一輝が自分の中にいる妖怪や、使える呪術の類を片っ端から頭の中でリストアップし、最も苦しい呪い殺し方を完成させると(道を外しているためか、一輝の家にはその類の本も大量にあった。)、話はかなり飛んでいた。

「どうなってアイツはおとなしく黙ってるんだ?」

一輝は隣にいる十六夜に聞いた。

「ああ。白夜叉の同胞であるグリーを馬鹿にした以上、バレたら潰されるぞ、ってな。」
「なら、俺らは気にしなくていいな。」
「ああ。」

二人は退室していこうとするグリフィスを睨むと、奇跡でも起きたのか、まったく同じ事を言う。

「「・・・おい、待てよ馬肉。何を勝手にまとめてやがる。」」

馬肉呼ばわりに、グリフィスは絶句しながら振り返った。

「逃げてんじゃねえよ。白夜叉の件はそっちの都合だろうが。何で俺達が譲歩しないといけない。」
「十六夜の言うとおりだ。ここで消えるってんなら、俺が伝説を使ってコミュニティを潰すぞ。」
「い、十六夜さん・・・一輝さんも・・・」

黒ウサギが焦って止めに入る。

彼女自身憤りはあっても無用な血が流れることは望んでいない。
白夜叉が何かしらの報復行為をとるのは間違いなく、そこに一輝の伝説による攻撃が加われば、オーバーキル気味に潰れるのは間違いない。

白夜叉が皆殺しにするのは言いすぎだろうが、一輝は本当に潰す。
黒ウサギが知っているメンバーだけでも可能なのだから、全て使えば言うまでもない。

二人の発言を聞いた蛟劉も肩をすくめながら説得しようとする。

「あのなあ、ちょっと落ち着けよ二人とも。言いたい事は分かるが、先に暴力を振るったんは君らの同胞、春日部耀やで?本来なら君らがさばかれても何の不思議もないんやから。」

だが、二人はそんなことを論点においていない。

「ハッ、ふざけんな。じゃああれか?公衆の面前で口舌を切りつけるのは無実なのか?確かに、切りつけられた相手には
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ