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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING D
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一輝は空から降りてくる巨龍を見て、言葉を失う。
「おい・・・あれは笑えねえぞ。」
「いえ、今までのも十分笑えません。」
一輝が冗談を言うと、スレイブもそれにのる。
二人とも、目をそらしたかったのだ。
だが、そうも言っていられない。
そして、一輝の周りにはまだ魔獣が大量にいる。
「あっちに行きたいんだけど・・・これをどうにかしてからになるかな?」
「そんなことをしている間に巨龍が暴れて、レティシアは死ぬでしょうね。」
「だよなー。」
そんなことを言いながら死体を量産するが、キリがない。
「仕方ないですね。獅子王はありますか?」
「ん?ちゃんとギフトカードの中に移してあるけど。」
「では、そちらを使ってください。私には劣りますが、十分に強い剣です。この有象無象は私が引き受けます。」
「軽い死亡フラグだぞ、それ。」
一輝はそう言いながらスレイブを納刀し、獅子王を抜刀する。
「じゃあ、こいつらは任せた!」
「そちらも、よろしくお願いします!」
一輝が走り出し、追おうとする魔獣をスレイブが切り倒す。
「我が百鬼より出でよ、送り狼!」
「ワオォォォォォォン!」
一輝は言霊を唱え、送り狼を召喚すると、それに乗り、駆ける。
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“アンダーウッド”大樹の麓。
一輝が到着した時点ではディーンはかなり押されており、飛鳥はサラから逃げるよう促されていた。
一輝は今日のゲームだけで、一体どれほどの距離を移動したのだろうか。
「飛鳥!サラ!」
「一輝か!頼むから、お前からも飛鳥を説得してくれ!」
一輝は送り狼を戻し、飛鳥の元に駆け寄る。
「飛鳥はどうしたいんだ?」
「決まってるわ。私は絶対にアンダーウッドを守る。」
「あっそ。なら俺も、手伝わせてもらうよ。」
一輝自身、そのつもりだったので、あっさりと飛鳥側に付く。
「一輝!今の状況が分かっているのか!?」
「ああ。それは飛鳥も同じだろ?」
「ええ。これが自殺まがいの行為だとも理解してる。それでも、ここで引けば生涯悔いが残るわ!!」
「ってなわけで、俺はあれを止めるよ。」
そんなことを言っている間にも、ディーンの状態は危険なので、一輝は伝説に頼る。
「地を揺らし、その神格を得し大蛇よ。汝はその力によりこの大地を揺らし、人々の平穏を奪う。だが、今ここに、その力を我がために使わん!」
今、巨龍を少しでも止めるために、必要だと思う伝説を、召喚する。
「今ここに顕現せよ、パロロコン!」
一輝の体から輝く霧が出るが、それが固まる前に、次の伝説を召喚する。
「日ノ本の国に伝わりし、大いなる巨人よ。わが国を作りし、偉大な
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