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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING D
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うしたの?」
「おはよう、耀。レティシアが目を覚ましたって黒ウサギが騒いでるので目が覚めたから、会いに来た。」
「そっか、私は“ヒッポカンプの騎手”のエントリーがあるから、行くね?」
「行ってらっしゃい。」
一輝は走っていく耀の背を見ると、再び歩き出す。
そして、レティシアがいる部屋に着くと、一切の音を立てずにはいる。
「・・・そうか。私の太陽は、空にあるものだけじゃなかったんだな。」
「いや、俺達は基本、太陽ってより月だろ。」
「!?」
レティシアはあわてて声のしたほう、一輝を見る。
「一体いつの間に入ってきたんだ?」
「音も、俺の支配下だよ。これぐらいどうってことはない。」
一輝の台詞にあきれるレティシア。
「ところで、なぜ月なのだ?」
「なんとなくのイメージだけど、俺達は自分が輝いてるんじゃなくて、すぐ近くにある小さな光を全員が反射して、他の人から来た光を反射して、を繰り返してると思うんだ。その結果、いずれは大きな光になる。たまに太陽になる人もいるけど、それもたまにだよ。」
「一輝はそう考えるのだな。私は、さっきも言ったように太陽だと思うよ。」
レティシアは一度言葉を切り、真剣な表情になる。
「こんかいは、私を助けてくれてありがとう。この恩は、これからも主たちと共に魔王と戦うことで返させて欲しい。」
「そっか。ならもう二度と、自分を犠牲にするな。」
「ああ、了解した。」
「あと、もう一つお願いがあるんだが、いいか?」
「もちろんだ。私に出来ることなら何でも言ってくれ。」
レティシアは即答する。
「じゃあ、もう一回収穫祭をやり直すのは知ってるか?」
「さっき耀から聞いたよ。」
「そこに、ノーネーム全員を招待してくれることになって、意気の子供達のお守りを俺が任されたんだが、手伝ってくれ。」
「は?そんなことなのか?」
「そんなことだよ。俺とスレイブ、ヤシロちゃんの報告にも行かないといけないから、一回抜けるかもしれないし、こうでもしないと、レティシアは来る気なかったでしょ?」
図星を突かれたため、レティシアは黙るが、一輝は続ける。
「今回のゲームが、レティシアは操られただけってことはサラが説明してくれたから、問題ないし、ついでに収穫祭に参加していくこと。これが俺からのお願いだ。」
「・・・はぁ。本当に主殿はお人よしだな。わかった。引き受けよう。」
「じゃあ、よろしく。俺はまた後で、メイドたちを連れてくるよ。」
一輝はそういって、自分の部屋に戻っていった。
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