暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING D
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
伝えたから、そっちは任せた。」
「ええ。―――巨龍を迎え撃ちなさい!!」
「DEEEEEEeeeEEEEEEEN!!!」
鉄人形と巨人が巨龍を真正面から迎え撃ち、大蛇が再び巻きつく。
それでもなお、巨龍が押してるが、二体は持ちこたえた。
ディーンは肩の装甲が壊れ、踏ん張っている足は磨り減る。
ダイダラボッチも、その腕はボロボロになる。
パロロコンは・・・
「わが百鬼たる魔物よ!今、我が武具に混じり、新たなる武とならん!」
巨龍の勢いがとまったからか、その背を走っていた一輝の武具に交わる。
そして、目の前にあるがら空きの背に向かって一輝は、
「鬼道、竜退治。奥義第三の型、鱗殺ぎ!」
刀を走らせ、その鱗をはぐ。
二体の竜と蛇をまとうことによって強化された刃から打たれた一撃は、巨龍の鱗を殺いでいく。
GYEEEEEEEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaa!!」
巨龍はそれによって苦悶の声を上げ、二体から離れると、一輝を振り落とそうと必死になる。
それを勝機と見たディーンとダイダラボッチは、満身創痍の体を振り絞り、ディーンが左腕で、ダイダラボッチは右腕で下から殴りつける。
「少しぐらい待てよ!!」
一輝があわてて離脱し、ついでに飛鳥を回収すると、巨龍を・・・いや、その先にある天を見る。
“アンダーウッド”を常に覆っていた暗雲が、大天幕の開放とともに射してくる太陽の光によって霧散していく。
巨龍の体もまた、太陽の光を受け、霧散し、その光の中に溶けていく。
巨躯の身体は透けていき、心臓に刻まれた神々しい極光が浮き彫りになる。
そして、十六夜が白銀の光を纏ってその一点に向かう。
「見つけたぞ・・・十三番目の太陽!!!」
十六夜は纏っていた光の柱を束ね、心臓の刻印を撃ちぬく。
巨龍の体は、断末魔も上げずに光の中へ、静かに消えていく。
その横から耀が飛んできて心臓からこぼれたもう一つの太陽、レティシアに日光が当たらないように抱き留め、高らかに右腕を振り上げた。
「ゲームクリアだ!」
「ええ!」
それを見て、一輝と飛鳥は、手を上げ、大きな音を立ててハイタッチをした。
===============
“アンダーウッド”主賓室・大樹の水門。
一輝は黒ウサギが大喜びでレティシアが目を覚ました、というのを聞いて、会いに来た。
「あ、一輝。ど
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ