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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING C
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か。」
そう言って稲妻を操り、巨人を倒していく一輝。
つかオイ、今何をしようとした。いつもみたいに介入するつもりだったのか?
《そうだけど?》
そうか。止めるってことを学習してくれて、俺はうれしいよ。
ただ、そのまま介入しないでもらえるとうれしいんだが?
《それは無理。》
オイこら。
「さて・・・あれは意地でもどうにかしないとダメか・・・」
一輝がにらむ先には、今までのが可愛く見えるくらいの勢いでその猛威を振りまく、黒い光の渦だった。
「ふう・・・頑張ってみますか。」
一輝は獅子王を抜き、少しでも効率を上げるために陰陽師モードになると、ギフトカードを掲げる。
「全部吸い尽すのは無理だろうけど・・・禍払いの札よ!今ここに、死の恩恵を喰らい尽くしたまえ!」
ギフトカードに残る、残り少ないお札の全てが発射され、黒い光を包んでいく。
途中、リンが誰かを回収していくのを確認するが、気にするほどの余裕もなかった。
「今ここに、我は願う。我らの生を助けたまえ!」
一輝はちょくちょく言霊を挟んで効果を上げ、死の恩恵に対抗する。
結果として、一輝は勝負に勝った。
途中で黒ウサギが太陽の鎧を召喚したことにより、“バロールの威光”は徐々に力を失ったのだ。
「ふう・・・これで少しぐらいは休めるかな?」
「いえ、それがそうでもないみたいです。」
一輝の呟きを、いつの間にか後ろにいたスレイブが否定する。
一輝の後ろには他にも、音央に鳴央、ヤシロと勢ぞろいしていた。
「いきなり不吉なこと言うなよ、スレイブ。」
「それはスイマセンでした。ですが、あれを見れば理解していただけるかと。」
と、スレイブは上を指差す。
一輝もつられて上を見ると、顔が真剣なものになる。
「おい、何でアイツがこっちに向かってるんだ?まだゲームの再開時まで時間は有ったよな?」
「有ったわ。でも、何かの原因があって、今再開したんでしょ。」
「何連戦だよ、俺・・・」
「お疲れのところ申し訳ありませんが、もう一度頑張ってください。」
「頑張ってどうにかなるレベルじゃない気がするな〜。でも、もう一頑張りしよう、お兄さん!」
結構ガッツりと落ち込む一輝を、メイドたちは励ましながら軽く追い討ちをかける。
そんなことをしている間にも巨龍の鱗から化物が生まれ、参加者を襲う。
「はぁ、仕方ないな。スレイブ、よろしく。」
「はい、マスター。私はあなたの剣、あなたの望むままに。」
スレイブの姿が消え、一輝の手に抜き身の大剣と、それにぴったりと合う鞘が現れる。
「八つ当たりの始まりだ!」
「「「そんな理由で戦うな!」わないでください!」」
「行けー、お兄さん!」
「「「ヤシロ(
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