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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING @
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いいな!」
「「「「はい!」」」」

返事と同時に三人は走り、スレイブは剣になって一輝の手に収まる。

「いきなり実戦で悪いが、いくぞ!」
「はい、マスター!」

一輝はスレイブを腰にぶら下げ、巨人軍のほうに飛ぶ。

そして、巨人のところへ向かっていると、途中で十六夜を発見する。

「十六夜!お前も巨人軍のところへ?」
「ああ!士気が落ちてるっぽいから、ちょっと活を入れようかとな!」
「乗ってけよ!もうちょいならスピードも出るぞ!」
「ハッ、いらねえよ!」

十六夜は、走るスピードを上げる。

「ヤバイ、見せ場全部とられる!」
「それはどうでもいいとして、私たちも急ぎましょう!」

一輝はスピードを上げ、どうにか十六夜と同じタイミングで到着すると、十六夜が投げ飛ばすタイミングにあわせて巨人のうちの一体を切り刻む。

「スレイブ、お前予想以上に使いやすいな!」
「お褒めの言葉、ありがとうございます。」

一輝は、その切り刻む感覚から無意識のうちにスレイブをほめていた。
そして、十六夜と話し出す。

「・・・へえ?ケルト神話の巨人族と聞いてたから、てっきり神軍をさすものだと思ってたんだが。」
「いや、それはないでしょ。こんなの、ただ巨大化しただけの人類だよ。」
「だな。それにしても、俺達みたいながき相手にこのざまじゃ、ご先祖様が泣いてるぜ?」

そんな話をしている間にも、二人は暴れ、足元に巨人族や武具のかけらなどで山が作られていく。

そうしてこの場を支配していた絶望をぶっ壊した二人は、純粋な殺意を瞳に宿らせ、巨人族に言い放つ。

「一度だけ言う。今すぐうせろ、木偶の坊。こっちは本気で収穫祭を楽しみに来たんだ。唯でさえ空飛ぶトカゲも相手しなきゃならんのに、余計な手間をかけさせるなよ。」
「だな。それに俺はまだ一日もたたない間に魔王との連戦だ。ストレスが絶えられそうにねえんだよ。」

二人とも、本気でキレていた。
そして、そんな状態でいった言葉は挑発と受け取られ、巨人軍は再びアンダーウッドを目指して進撃を始める。

「ウオオオオオオオオオオオオオオッォォォォォォォ―――――!」

先陣を切って飛び掛る巨人を、十六夜は踏み台にして飛び、一輝はその横を走り抜ける。

一輝の視界の中で十六夜が鎖で捉えられるが、一輝はそれを無視して、横の巨人の足を切る。

そのまま走る勢いを緩めることなく、巨人を切り続けていく。
途中、一輝の体を捕らえ、動きが止まったところに十六夜にはなったものと同じ轟雷を放つが、

「いい覚悟だ。でも、無駄だよ。」

一輝によって操られ、敵に武器を与える形となる。

巨人達は十六夜のめちゃくちゃの後だったため驚きは少なめだが、一輝は気にせず
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