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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
種
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力の、それでも強い攻撃が巨人族を襲う。
結果として、ペストによって死ぬか弱り、そこに雹がとどめをさす。
オーバーキルだな、これ。
「さて、ジンのところに向かおうか。」
一輝はその光景に満足したのか笑顔になり、二人に提案する。
その笑顔は、どこか怖いものがあった。
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ヘッドホンの召喚に立会い、眺めていた一輝は耀が登場するなり、
「スレイブとキャラがかぶった?」
そう漏らした。
一輝の見る先では、耀がヘッドホンを、猫耳ヘッドホンをつけていた。
「う〜ん・・・スレイブちゃんは猫耳メイドでワンセットだから大丈夫じゃない?」
「それもそうか。よかったなスレイブ。」
「別に、かぶっても構わないのですが・・・」
一輝は、音央と鳴央を医務室に預けた後、今回加わった二人を紹介するために来たのだが、それどころじゃなかったのでこうしてたわいもない会話をすることになった。
そして、フェイス・レスが耀のギフト、生命の目録をみていくつか会話をし、全部終わったところで一輝たちはジンのほうへ向かう。
「再召喚、お疲れ様。全部終わったからこっちに合流させてもらった。」
一輝は、ギフトを使ってほぼ瞬間移動でジンの背後に現れ、皆を驚かせる。
「か、一輝さん!?いつこちらに?」
「ペストが暴れてたとき。」
「へえ、魔王に勝手に挑んでたことに対して、いくつか聞いておきたいのだけど。」
「後回しでお願いします。」
「なら、質問をかえましょう。もしかして、あの雹は一輝君が?」
「その辺も含めて、二人紹介しとく。」
というと、一輝は後ろにいた二人を、前に押し出す。
「今回、俺が参加した魔王のゲームの結果、新しく同士になる二人だ。」
「元魔王のヤシロです!これからよろしく!」
「剣としてマスターに仕えることになったスレイブだ。これからよろしく。」
ぜんぜん違うテンションの二人の自己紹介の後、一輝からいくつか説明を入れる。
「まず、ヤシロちゃんは“ノストラダムスの大予言”で、あの雹をやったのもそのギフト。
スレイブは魔剣ダインスレイブ。といっても、その呪いはもう解いたから、今は超強い剣。
とまあ、こんな感じだな。質問があるなら、二人はここに置いてくから。」
といって、一輝はその場を去り、面白そうな気配のするほうへと向かう。
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一輝は、自らのギフトで邪魔なものをどかし、目的地・・・展示保管庫だった場所にたどり着く。
そして、そこにある燃えカスの中から面白そうな気配の正体、、まだ生きている種を発見する。
「これか・・・ためしに育ててみる
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