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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
破滅の抜け道 C
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ころで音央と鳴央もやってきた。
「こっちだ、音央、鳴央!」
一輝は二人を呼ぶ。
「そちらは無事に終わりましたか?」
「ああ、たった今終わったよ。そっちは?」
「疲れはしたけど、私も鳴央も無傷よ。」
「それはよかった。」
三人は、お互いの無事を確認し、現状の確認を始める。
結果、一秒とたたず(最初から気づいていたのかもしれない)、一人増えていることに気づいた。
「えっと、一輝?」
「その子は敵ですか?味方ですか?」
今あったことを、二人は正確には知らないので、一輝に尋ねる。
「大丈夫、味方だ。名前はとりあえず、スレイブ。今引き抜いた。」
「では、あのお札はそのために?」
「そうだ。結構消費した。」
「そう、私は六実音央。よろしくね、スレイブちゃん。」
「私は六実鳴央です。よろしくお願いします、スレイブちゃん。」
「ああ、よろしく、えっと・・・」
「私は音央でいいわ。」
「私も鳴央で構いません。」
「では、よろしく、音央、鳴央。」
一輝は、先ほどまでとは違い、やわらかく対応しているスレイブを見て、普通にも出来るんだ、と安心する。
「ところでマスター、とりあえず、とは?」
「ただの気分だよ。このまま慣れたらスレイブで行くけど、道具扱いしてるみたいでなんか引っかかるんだよ。」
「そうですか?私はあまり気にしませんが。」
「まあ、そのあたりはまた今度な。」
一輝は視線をヤシロへと向ける。
「で?まだ誰かいる?」
「もういないよ。それにしても・・・まさか全滅されるだけじゃなく、一人引き入れちゃうとは、お兄さんはすけこましさんなのかな?」
「それはないと思う。ただ、偶然うまくいっただけだよ。」
一輝の答えに、ヤシロは少し笑うと、一輝たちのほうを向きなおす。
「じゃあ、そろそろ私が行くけど、死なないようにだけ気をつけてね。」
ついに、魔王『ノストラダムスの大予言』の攻撃が、始まる。
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