暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
破滅の抜け道 B
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
くれた爆弾を投げつけ、死亡させる。

結果として半分の殺人鬼が死に、数が減ったので音央はギフトカードを掲げ、自分の有利なステージへと移動する。

「『妖精庭園(フェアリーガーデン)』!」

その瞬間に、周りの景色が変わる。
茨で囲まれた、かつては神隠しのゲームのステージの一つであった、音央の城へと。

この場でこの人数なら、音央に負けはない。

「スリーピングビューティー!」

先ほどは防がれた技だが、先ほどとは状況が違う。
音央の近くからしか出なかった茨が・・・全ての方向から襲い掛かる。
先ほども述べたように、ここは茨で囲まれている。その茨を操れば、逃げ場は、ない。
全ての殺人鬼を縛り上げ、そのまま圧死させるとフェアリーガーデンを解除する。

「ふう・・・これで終わりね。さて、どっちのほうに行けばいいのかしら・・・」

ヒュン!バララララララララララララッ!

音央が鳴央のほうに行くべきか一輝のほうにいくべきか悩んでいると、大剣が空に投げられ、それに向かって大量のお札が飛んでいくのが見えた。



         ================



また少し戻って、音央と分かれてすぐの鳴央は、恐竜と悪魔の二体と戦っていた。

「アビスホール。」

鳴央の周りにいくつかの黒い玉が、いつもより一回り大きくなって出現する。
そして、その一つを恐竜のほうに飛ばすが・・・

「グゲ、ゲゲゲ!」

横から悪魔が飛んできて、一口で食べてしまう。

「Gyaaaaaaaaaa!」

そうして出来た隙に、恐竜が突っ込んでくるが、玉をいくつか盾として使うことで、恐竜はその攻撃をやめる。

先ほどから、このやり取りを何度も繰り返し、一向に勝負が付かないのだ。

「さて・・・どうしましょうか・・・」

鳴央は、防御のためにいくつか玉を追加し、距離をとると、作戦を考え始める。

悩んで、悩んで、悩み続けた結果、一つの少し危険な作戦が思いつく。

「これは・・・出来ればやりたくないですけど・・・」

いくら攻撃をしても、全て防いでくる悪魔を見て、作戦を決行する。

「アビスホール。」

鳴央は自分の目の前に一つと、悪魔の周りに大量の玉を作り出す。

「グギャギャギャギャ!」

悪魔が一つずつ食べ始めるので、鳴央は全て食べられる前に次のやることを開始する。

「『奈落の門(アビス・ゲート)』。」

鳴央は、目の前にある暗黒の球体に右手を突っ込む。
突っ込んだ右手は指先から粒子になっていくので、相当苦しい。鳴央も玉のような汗を流している。
それでも手を抜かず、再生するようなイメージを持って入れ続ける。
すると・・・まだ食べられていない球体の一つ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ