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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
破滅の抜け道 @
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感じかな。皆破滅の属性が強いからその辺曖昧なんだよね〜。」
「そうですか。だからあんなふうに消えるときにもおとなしかったのですか?」
「うん、そうだよ。中には強い自我をもってる子もいるけど、基本あんな感じ。」

一輝と音央は一切納得していないが、鳴央は納得したようで話が終わった。

「よくわからないけど・・・まあいいわ。次は私の番ね。」
「順番せいになったんだ。」
「そういうわけじゃないけど、一回ずつぐらいは一人でやってもらおうかと。」

この後は全員でかかっていく気なので、一対一(?)はラストだ。ラストの予定だ。

「じゃあ、面白そうだし、この子にしようかな。」

魔方陣が展開し、輝くが・・・

「・・・え?どこにいるのよ?」

何も出てこなかった。

「ヤシロちゃん、失敗?それともサボタージュ?」
「ちゃんといるよ。」
「目に見えないくらい小さいとか?それとも・・・」

ドドドドドドドドドドド!!

一輝の言葉の途中で大きな音とともに地面が揺れ、ヤシロはそのまま立ち、音央は羽を生やして飛んだ。

「きゃっ!」
「おっと。」

一輝はバランスを崩しながらも、倒れそうになる鳴央を支える。

「あ、ありがとうございます。」
「無理に立とうとするなよ。まだ続きそうだから。それより・・・」

一輝は頬を赤く染めている鳴央を支えながら、地面を見る。

「地下にいるってことであってる?」
「うん。そろそろ出てくるんじゃないかな?」

ヤシロの言うとおりだったようで、地面の一部が盛り上がり、怪物が出てくる。

「ちょ、なによあれ!!」

音央の指差す前で、さらに三体の怪物が出てくる。
それは、口には鋭利な牙がびっしりと生え、赤くてブヨブヨした巨大な・・・ミミズだった。

「あんな気持ち悪いの、嫌よ!」
「それは全員同じだな。やるって言った以上、頑張りましょう。」
「代わってあげようって気は無いの!?」
「無いな。」
「ありません。」
「何でよ!!」

「「気持ち悪いから。」」

即答である。
間違いなく、あんなのと戦おうという人はいないだろうから、こうなって当然だろう。

「ああもう、分かったわよ!やればいいんでしょう、やれば!」

音央はやけくそ気味に飛び掛っていく。

「そうそう、あれ、モンゴリアンデスワームっていうから。」
「そんなことどうでもいいわよ!!茨の檻!!」

音央は怒りのままに茨の鞭を放つが・・・

「ブヲオオオオオオ!!」

気持ち悪い雄たけびとともに口から火を放ち、焼ききってしまう。

「うそっ!」
「ブヲオオオオオオ!!」
「ブヲオオオオオオ!!」

音央が驚いているすきに、残りのやつらが電撃と
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