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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
一つ目の鬼
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力として使ってきた。
だからこそ、わざわざ瓶づめにして封印した先祖のことを一輝は“バカ”だといったのだ。
「鬼は退治できた。検査のため、近くの神社まで運ばせるね。」
妖怪による汚染がないか、それを確認しないと終わらない。妖怪と人との垣根は、意外と低いのだ。
一輝は痛む頭を押さえながら、式神に命令を下す。
「汝が守りし者を神の社に運びたまえ!」
一輝は式神をもう一体追加し、式神たちは一輝が倉庫から出した担架に女性を乗せ、運ぶ準備をする。
「陰陽師さん、ありがとうございました。お名前を聞いてもいいですか?」
その最中に女性が尋ねてきたので、一輝は近づいていき、答える。
「一輝。この辺に住んでないから、次に会うことはないと思う。」
一輝は、外道と怖がれる可能性があるので、名前だけを名乗る。
最近ではかなり減ったが、一輝の一族を外道と否定する人や恐怖する人はいる。
「私は
心花
(
このか
)
っていいます。また会うときがあったら声ぐらいはかけてくださいね、一輝さん。」
「解った。お大事に、心花。」
そこで、式神たちは心花を連れて行った。
そして・・・
「イテー!!」
そこには、頭を抱えて 転がる一輝が残った。
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