第二幕その六
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ころを見るとムスリムらしい。
「おい、売り飛ばそうぜ!」
「ああ、傷つけるな!」
こう言い合いながら二人に迫る。ヒュオンはそれを見てレツィアを己の後ろに庇いそのうえで剣を抜いたのだった。
「そうはさせない!」
「何だ?男もいるのか」
「邪魔だ、どけ!」
彼等はシミターを手に彼を脅しにかかった。
「さもないと痛い目を見るぞ!」
「どうなってもいいのか!」
「何があろうとも彼女を守る!」
しかしヒュオンもまた引かない。
「そう誓ったんだ!」
「ヒュオン様・・・・・・」
「ちっ、ならしょうがねえ」
「痛い目に遭わせてやるぜ」
彼等はそのままヒュオンに襲い掛かる。彼も剣を手に善戦するがやはり嵐の中で体力を消耗していたのと多勢に無勢だった。忽ちのうちに倒されてしまった。
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