魔法先生ネギま!
0371話
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ああ……」
どことなく壁を攻撃している茶々丸の迫力に押されたものを感じながらも、そのまま茶々丸と共に道を進んでいく。
「ここが迷宮とかダンジョンだと考えると、通路が一本道というのはおかしくないか?」
「確かにそうですね。もしかしたらここは迷宮では無いのかもしれません」
「……その割にはリビングアーマーとか落とし穴とかあったが」
「防犯装置と考えてはどうでしょうか?」
防犯装置ねぇ。物騒過ぎるようにも感じるが……あるいは魔法世界だとこのくらいが標準なのか?
そんな風に内心で考えていると、唐突に前方から爆発音が聞こえてきた。
「アクセルさん」
「ああ、行くぞ。何が起きてるのかは分からないが、何らかの変化があるのは確実なんだ」
「はい。先程のような罠があっては危険ですので、私が先に進みます」
「頼む」
茶々丸の言葉に頷き、そのまま2人で剣を持ったまま通路を走っていく。
そしてその先で俺の目に入ってきたのは……
「えぇいっ! しつこいわよ!」
学校の体育館程の広さを持つ部屋の中でアーティファクトの純炎の涙を使い空を飛びながら炎でリビングアーマー3体に攻撃を仕掛けている円の姿だった。
「茶々丸!」
「はい!」
茶々丸に声を掛け、瞬動を使い円へと意識を集中しているリビングアーマーの背後へと回り込み両膝を持っていた剣で斬り裂く。そのまま切り上げて剣を持っているリビングアーマーの右腕を斬り飛ばし、最後に兜へと振り下ろす。
兜へと振り下ろした一撃はギャリギャリと嫌な音を立てながらそのまま刀身を下げていき、最終的にはリビングアーマーを左右2つに分断した。
分断したリビングアーマーが左右に分かれて地面へと倒れる音を聞きながら茶々丸と円の様子を確認する。
茶々丸は俺の渡した剣でリビングアーマーと切り結んでいるが、円は上空から炎を放っているだけだ。だがリビングアーマーも持っている盾で炎を防ぐ。
……盾持ちのリビングアーマーは初めて見るが、レア物か?
「茶々丸、そっちは任せても大丈夫だな!?」
「はい、お任せ下さい」
「分かった。なら俺は円の方を」
「アクセル君!? それに茶々丸さんも!?」
ここまで来てようやく俺に気が付いたのか、円が驚愕の声を上げる。それだけこのリビングアーマーとの戦いに苦戦していたのだろう。
「円、こいつは俺に任せてくれ。お前は他の敵が来ないか警戒を」
「え、う、うん。分かった」
俺の言葉を聞き、空を飛んで天井付近まで昇っていく円。その姿を見送ってから、目の前で剣と盾を構えているリビングアーマーへと目を向ける。
「丁度いい。お前で試させて貰おうか」
先程出来なかった召喚の契約。それを試させて貰おう。
まずやるべ
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