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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第140話】
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身をずらしただけで避け、更に横一閃による一撃を、上半身逸らすだけで避けきる。


「くっ!このっ……!」


そんな一夏の声も虚しく、その斬撃は福音に触れるどころか、まるで猫にちょっかいを出す蝶々のようにひらりひらりと回避していた。

そんな動きに翻弄され、憤りを感じ、更に使用していた零落白夜の残り時間――シールドエネルギーの消耗が近く、時間が少ない事に焦る一夏は大きく振りかぶり、袈裟斬りによる一撃を浴びせようと構えた。



「―――――」

「!!」


大振りの一瞬の隙――そこに狙い済ましたかのように行動する福音は、その銀色の翼――その装甲の一部が開くと、まるで翼が広がるように展開した。

その一瞬、一夏の目が見開くようにその翼を見たその瞬間――銀色の翼を前へと迫り出す。

刹那、まるで輝きを放つかのように翼が光ると、無数の光の弾丸が一夏に向けて撃ち出された。


「ぐぅっ!?」

「一夏!離脱しろぉ!援護する!!」


放たれた光の弾丸は、白式の装甲に触れるとそのまま突き刺さり、次の瞬間には一斉に爆ぜ、無数の爆発が一夏を包み込む。

その射撃を此方に向かせるため、狙い済まし――トリガーを引いた。

スターライトmkVの砲口が光を放つ――その一撃が福音に直撃した。


「こっちだ!――逃げ回れば、当たりはしないんだっ!!」


福音は急上昇しながら回転し、無数の光の粒子を生み出す。

それが直ぐ様収束するや、その弾丸は此方に迫る。

その射撃に直ぐ様反応し、急降下――。

弾丸が一直線に並んだ所を射撃――。

先頭の光の弾丸と、放たれたビーム射撃は衝突すると共に爆発――そこから連鎖するように福音から放たれた弾丸は次々と爆ぜていく。

一瞬の輝きを放つ閃光が花開く様に咲き――消えていった。


「一夏ぁっ!篠ノ之ぉっ!左右から攻めろ!俺が真ん中を行く!!」

「わかった!俺は右を行く。箒、左は頼んだ!」

「了解した!有坂、せめて私たちの代わりにその弾丸の囮になるんだぞ!!」


――囮扱いかよ……だが、それであいつらがダメージを与えてくれるなら……!

スターライトmkVを左手に持ち、右手には新たに天狼を構えて一気に加速――正面から突撃をかける。

一夏、篠ノ之と左右に展開――それを察知した福音は、両面に光の弾丸を放とうと動くが――。


「一撃――入れさせてもらうぞ福音!!」

「………ッ!!」


更に加速した俺を察知――それと共に一回転するとまた光の弾丸が無数に現れ、此方に迫る――。

と、八式・天乃御柱がその無数の弾丸に反応し、スライドした箇所から無数のレーザー砲口から一斉にレーザー照射――福音を巻き
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