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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第140話】
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ド・スーツだ。
――本体と同じく、銀色に輝く翼は作戦前に更に詳細なデータが取れた事もあって間に合った資料によれば大型スラスターと広域射撃武器を融合させた新型システムとのこと――。
内蔵型のビットでも備わってるのかとも思ったのだが――資料に載っていた多方向同時射撃という攻撃を行うらしい。
――まずは見なければわからないが、多方向というからには多分鈴音の衝撃砲みたいな射角無制限射撃の可能性が高い。
「加速するぞ!目標に接触するのは十秒後だ。一夏、集中しろ!」
「ああ!でも箒、ヒルトと足並み揃えないと――」
「アイツを待ってたら、チャンスを逃す!」
オープン・チャネルでの会話のため、丸聞こえなのだがそんなことはお構いなしと言わんばかりに徐々に出力を上げていく篠ノ之。
――俺は、長期戦に備えてこのまま五秒遅れで戦闘区域に入る。
高速で飛行する福音との距離を詰めていく篠ノ之――そして。
「うおおおおっ!」
そんな雄叫びが海上に木霊する様に轟く。
それと同時に零落白夜を発動、同じタイミングで瞬時加速を行い一夏は間合いを詰める。
――鈴音の指摘を忘れたのか、いきなりの同時発動に苦笑しつつも、構えたスターライトmkVで狙いをつける。
一夏の零落白夜によって形成された光の刃が福音に触れようとしたその瞬間――。
「なっ!?」
「何!?トップスピードのまま反転した!?」
最高速度を維持したまま、反転、そのまま一夏と対峙するかのように相対速度を合わせて身構える福音。
そんな福音を見た一夏は、反撃される前に一撃を加えようとそのまま突撃をかけていく――だが。
「敵機確認。迎撃モードへ移行。《銀の鐘(シルバー・ベル)》、稼働開始」
「!?」
福音からのオープン・チャネルによる機械音声――だがその声に敵意を感じた一夏の表情が変わる。
そして、零落白夜の刃が当たるその寸前、福音の身体が一回転――一瞬掠めたかと思ったのだが、何と僅か数ミリ精度で避ける離れ業を披露する。
その技術は慣性制御機能を標準搭載しているISであっても、かなり難度の高い技術だ――資料で見たモンド・グロッソ大会でも、何名かが使用していた。
「ちぃっ!あの加速力、村雲の上を行くのかよっ!?――一夏、援護する!篠ノ之、一夏を背中に乗せろ!!」
「貴様に言われる迄もない!!一夏ぁっ!」
言うや、一夏を背中に乗せたまま福音に肉薄する篠ノ之。
そんな福音の動きを止めようと俺は、福音の辿る軌跡を読み――牽制射撃を行った。
ビーム粒子が尾を引き、その射撃によって一瞬動きを止める事に成功するのだが、一夏の振るう雪片による一撃を半
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