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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-23 The enraged and for myself is my
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クロノを女手一つで育て上げた。そして、その事実は変わりようのないことでクロノはそんな母親に感謝しているし、同じ管理局で働く一人の人として尊敬もしている。
そのためか、それとも執務官になるという夢を叶えるために無理を言ってしまっていたことを後ろめたく思っているのかは分からないが、クロノはリンディに強く言うことなんて出来やしないのだ。
だから、今ここでも何か言い返したいが喉の奥で引っかかって声にすることはできないのだ。
「……まあ、いいわ。今のは不問にするわ」
リンディから放たれていた何ともいえない威圧感が一瞬にして消え去り、言葉を普通に紡げるようになった。クロノは自身の母親に対する思いを再認識させられる羽目になった。まだクロノにはリンディの足元にもを呼ばないと。
「話を戻すわ……燐夜君は、9歳の時に当時のDSAA世界大会覇者とやり合っているのよ。ちなみにそれは彼が残した最後の公式試合。――――結果は、燐夜君の圧勝。相手の次元世界最強であるはずの少年は、文字通り手も足も出なかったそうよ。……ねえ、クロノ。その相手の少年は戦った後、今はどうしていると思う?」
クロノはリンディの問いかけに答えなかった。いや、答えられなかった。リンディから放たれる哀愁。まるで何かを慈しみ、憐れに思い、同情こそしないものの悲しんでいるといった雰囲気が放たれていた。
リンディはクロノに促した。されども、クロノは気圧されて指一本すら動かすことが出来なかった。それでも自分に叱咤して苦しみながらも首を横に振る。
リンディはクロノが答えを出さなかったことになのか、一つ溜め息を落とすとクロノに向かって口を開いた。
「彼はね、もうこの世にいないのよ。燐夜君に負けた後、自殺したわ。まだ19歳だったのに……そこまで燐夜君は圧倒的だったのよ。今まで自分が積み上げてきたものをものの数分で全て打ち砕かれる……私たちには到底理解できるものではないのでしょうね」
そう切ったリンディは、クロノの肩を何回か叩いてそのまま横を通り抜けて行った。
クロノはリンディの方に振り向くことはなく、俯いて強く手を握り、唇を噛み締めていた。あまりにも強く噛んでいたため、唇が切れて血が垂れてくる。
俯いていたせいか床に血が垂れるまで気づかなかったクロノは、手の甲で口元を拭ってからいまだに向こうのソファーで寝ている燐夜を見る。
寝ている燐夜の両隣にはなのはとフェイトがここぞとばかりにまだくっ付いていた。それどころか、二人とも彼の肩を枕にして同じように寝ていた。
真ん中で寝ている燐夜を睨みつけたクロノは、切れた唇を隠そうともせずに管制室に向かっていった。
そんなクロノの後姿を見ているものが一人。燐夜であった。
あれだけ大声で話さ
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