―幻魔降臨―
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だろう。
「……アムナエルじゃない。大徳寺先生だ」
『フン……そんなことはどうでも良いことだ。貴様を倒して精霊を操る術を手に入れれば、三幻魔は完全に私のものとなる!』
精霊を操る術。
そんなことがあるなど、俺は知らない。
ただ一つ分かることは、ここで影丸理事長を止めなければ、世界が滅ぶということだ。
それを止めてくれと、大徳寺先生に頼まれた……デュエルするのは、それだけの理由で十分だ。
「遊矢!」
三沢がこちらに向かって、恐らく三沢の物であろうデュエルディスクを投げてくる。
それを受け取り、腕につける。
「……負けるなよ、遊矢」
「任せろよ!」
デュエルディスクを構えてから気づいたことだが、高田との闇のデュエルの怪我が……治っている。
いつからだろうか。大徳寺先生からカードを渡された時……いや、そんなことは今はどうでも良い。
デッキケースから【機械戦士】たちをデュエルディスクに差し込み、影丸理事長に準備が出来たことを示す。
『今この瞬間、伝説の三幻魔は蘇る!』
「喜べよみんな……相手は遂に、神様だ……!」
互いにデュエルディスクを装着し、準備が完了する。
「『デュエル!!』」
遊矢LP4000
影丸LP4000
デュエルディスクに『先攻』と表示され、勝手に独断で決める翔もいないので珍しく俺は先攻をとる。
「楽しんで勝たせてもらうぜ! 俺のターン、ドロー!」
いつも通りに楽しんで勝たせてもらうことを宣言し、カードを引く。
「俺は、《シールド・ウォリアー》を守備表示で召喚!」
シールド・ウォリアー
ATK800
DEF1600
まずは様子見として、盾を持つ機械戦士を守備表示で召喚し、防御に回す。
「更にカードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
『私のターン、ドロー』
三幻魔……どう来る?
『私は、トラップカードを三枚伏せる』
……は?
あまりの出来事に、一瞬放心状態となる。
背後では、万丈目が「あいつ、素人か……?」と呆れている。
リバースカードをわざわざ宣言するのは、素人か、なんちゃって心理戦を展開したい奴か、挑発したい奴のどれかだ。
……挑発目的ならば失敗と言っていい。
『フフフ……これこそが三幻魔の召喚条件なのだ……トラップカード三枚をリリース!』
トラップカード三枚をリリース!?
『出でよ、第一の幻魔! 《神炎皇ウリア》!」
神炎皇ウリア
ATK0
DEF0
デュエルキング、武藤遊戯が持っていたという三幻神、《オシリスの天空竜》を模したような赤い竜。
ソリッドビジョンとは思えぬ威圧感で俺を睨んでくる……!
『神炎
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