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ニュルンベルグのマイスタージンガー
第一幕その九
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「どうもいけ好かないな」
 ベックメッサーは今度はヴァルターを見て呟いていた。
「貴族なぞ。所詮はただの家柄だからな」
「それでです」
「何をしようというのだ?」
 ポーグナーとベックメッサーがそれぞれ言う。
「適えて差し上げましょう、是非」
「明るい目をしているな」
 ベックメッサーはポーグナーとヴァルターの目を見て呟いた。
「またしてもな」
「御領地の売却も済んでいましたね」
「はい」
 また頷くヴァルターだった。

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