精霊×契約×転移
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
アイテムストレージに仕舞う。その後、一日中頑張って、みんなのお墓を作った。そして、次の日になった。
「良し、戦闘経験も欲しいからシュテル先生の言っていた天空闘技場に行ってみようかな…………」
もう一度、ランダム転移を行うと、何処かの木々に囲まれた神聖な湖へと付いた。
「綺麗だね…………ところで、あそこの祭壇は何だろ?」
湖の中心には神聖な力を発する祭壇が有った。だからボクはそちらへ向かって飛んでいく。
そして、祭壇に到着する。祭壇には神聖な水色の念を放つ宝玉が嵌められた指輪が有った。その指輪の裏には神字がびっしりと書かれている。
「え〜と、罠は…………」
凝を使って指輪を見るけど、圧倒的な念の量を放っている。何もわかないから、取り敢えず、指輪を取って嵌めて見る。
「うわっ!?」
やっぱり、何か有ったみたいで、ボクの身体から大量の念が光の柱となるほど放出される。普通の人なら死んでいる量の念が放出される…………でも、ボクはマスターしたバトルヒーリングによって、10秒立つと常に一定値のHP…………念が回復していくし、総量も高いから、放出が回復を上回っているけど、それも微々たるもので、この量なら自然回復も合わせて一年は無事に耐えられる量だね。
「あれ、収まってきた?」
念の吸収が収まってきた瞬間、湖全体が振動し、ボクの目の前には、水で出来た円形の門が出現し、その中から水で出来た小さな人型の女の子が現れていた。
「誰?」
『はじめましてなの。妖精の血を引く人間さん、私は水の大精霊なの』
「おお〜ALOだったら、水は水妖精族だけど、この子は大精霊?」
『そうなの。それで、貴女が契約者?』
「多分、そうかな? ボクがこの指輪を嵌めたからだし…………」
『それは契約の指輪で間違い無いなの。それじゃ、とっととわたしに名前をつけてくれるの。それで、契約が成立して、わたしは何時でも呼びかけにおおじてこの世界に顕現出来るの』
「わかった。それじゃ、名前はアス…………これは不味いから、シズクで良いかな?」
『シズク…………了解なの』
「それじゃ、さっそくだけど、天空闘技場って場所、わかるかな?」
『大丈夫なの。水のある所なら、どこでもわかるの』
実際、高さ991mからなる塔が脳内に映し出され、座標を教えられた。
『大丈夫、シズクがちゃんとサポートしてあげるから』
「うん…………」
それから、ボクはシズクのサポートを得て、ジャンプした。
『ふふふ、いい暇つぶしなの…………やっぱり、呼び出して正解だったの…………』
あれ、ハメられた?
でも、いいかな。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ