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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter27「ホテル・アグスタ」
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「こらっ!」
「ぐえっ」
ネクタイを緩めようとしたその時、はやてに腕を捕まれ、ネクタイを更にきつく締めなおされてしまい、小さい悲鳴をあげる。
「108部隊に一緒に出てた時、こういう服を着る時はシャキッと着るよう私は言うたよな?」
「ならもう一度俺も敢えて言うぞ……堅苦しいのは苦手なんだよ」
「ア・ホ☆」
頭を軽く叩かれる。
「そうだよルドガー。礼服には礼服の着こなし方もあるんだし」
「それにそのスーツ凄く似合ってるのに勿体ないよ」
ルドガーは今、普段彼が着ている青のワイシャツにスーツパンツではなく、統一した黒いスーツを着ている。何の巡り合わせか分からないが、その全体の組み合わせはヴィクトル家の写真に映っているヴィクトルのスーツ姿そのままであった。
更に髪型も左側の前髪をワックスで後ろへと綺麗に纏められており、格好だけ見れば、敏腕の大企業の社長にも見えなくもない。
実際彼はクランスピア社の副社長だったことから、ヴィクトル同様彼にも人を率いる素質があるのかもしれない。
「一緒にお出かけした時に買い揃えておいてよかったわぁ。普段あんなだらしない感じやけど、まぁまぁ素材がええから綺麗な衣装着ると輝いて見えるなぁ」
「頼むから兄さんみたいなこと言わないでくれ……」
このやり取りを見ていたなのはとフェイトはおもしろかったようで微笑んでいて、そんな2人に気付いたルドガーは気恥ずかしさを感じずにはいられなかった。
「さぁ、お喋りはこれくらいにして、そろそろ会場警備にまわるよ。準備はいい?ルドガー、はやて?」
「あ、ああ、そうだな」
「ごめんなぁ、つまらない事で時間取ってもうて」
ルドガーのネクタイや襟に手を伸ばしていたはやても、フェイトの声で本来やるべき事から今自分がやっている事が逸れている事に気付き手を離し、ルドガーを加えて再び会場警備の確認をすると、それぞれ自分の持ち場へと向かった。
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所定の位置で警備を行っているフォワード陣。退屈なのかスバルはティアナに念話を送っていた。
「(でも今日は、八神部隊長の守護騎士団、全員集合か〜)」
「(そうね……スバルは結構詳しいわよね?八神部隊長や副隊長の事)」
「(うーん、父さんやギン姉から聞いたことぐらいだけど、八神部隊長が使っているデバイスが魔導書型で、それの名前が夜天の書って事。副隊長達とシャマル先生、ザフィーラは八神部隊長個人が保有している特別戦力だって事。で、それにリイン曹長を合わせて、6人揃えば無敵の戦力って事……まぁ、八神部隊長達の詳しい実状とか能力の詳細は特秘事項だから、私も詳しくは知らないけど)」
あくまで聞いた話だと言い
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