常盤台中学襲撃事件
Trick41_熱血が皮肉って意味が分かったわ
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「早く倒して宗像さんの所に行って! 苦戦してるのよ!」
「誰が苦戦してるのですか? 死体が3匹、転がっているように見えますが?」
宗像の方を見るとすでに戦いが終わり、信乃の言う通りな状態に蹂躙していた。
もちろん血を一滴も垂れていないので殺していない。
『互角に戦っていたのは4対1だからだ。
それが3対1になれば均衡が崩れる。
愚かにも、わざと隙を見せた宗像に気付かずに、高貴なる私の罠にかかった。
まさに愚民だ、ハッハッハッハッハッハッハッハ!!』
「さて、今から使うA・Tのために準備運動をしますか」
「あれ? 位置外さんのキャラ崩壊はスルーなの、信乃にーちゃん?」
最初の位置外のキャラの違いにはスルーしたが、変人の前では
常識人になる御坂は一応は突っ込みをいれた。
「持ってきたのは、あの玉璽だな?
なら、その準備運動に僕も参加させろ」
「宗像さんも無視するんだ・・・・もう私も忘れよう」
精神衛生のために御坂は位置外に対して奥義を発動させることにした。
「信乃にーちゃん、宗像さん、準備運動ってなに?」
「見ていればわかるよ。どう料理する、信乃?」
「そうですね、久しぶりに≪熱血≫でもやりますか」
「いいな。しかし、その和訳も皮肉だな」
「≪熱血≫?」
御坂の疑問を置き去りに信乃と宗像は残りの一人にゆっくりと歩いていく。
「ちッ! なんでお前ら“全員”が肉体変化なんだよ!?
超電磁砲も情報と違うじゃねぇか!!」
「化物に見えるのは、感覚の鋭いあなただけですよ。
初めて出した技で、普通の神経の人であれば全く受け付けないほど
弱い威力ですからね、御坂さんの紫の電撃は」
「強化人間が仇になったな」
「やめろ! 近づいてくるんじゃね! 気持ち悪い!!」
「すぐに終わらせます。時が勿体ない」
敵を挟んで1メートルの近距離に、挟み撃ちにするように信乃と宗像は立った。
Trick - Clock Up -
「はい、終わり」
「へ? あいつ、まだ立ったままよ?」
御坂の言うとおりに倒れていない。指先どころか表情の一部さえも動かずに
立ち尽くしている。
ただ、体中からプスプスと小さな煙が上がっているだけで倒したようには見えない。
「問題ない。こいつの命以外のすべてを殺した。特に時間は念入りに殺した」
「時間? ん? 焦げくさい・・・・あ! 炎ね!!」
「そう、炎の道(フレイム・ロード)です。今から使うので準備運動したんです」
『≪熱血≫は≪バー
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ