暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick41_熱血が皮肉って意味が分かったわ
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葉通りに演算した時は平気だったのになぜだろうか。

平民(みさか)、次に愚民(てき)は同時に出てくる。手を出すな』

「それは作戦よね?」

『愚問だ。これ以上続けると愚民(みさか)と呼ぶぞ』

「同じに聞こえるけどすごく嫌な気がするからやめて」

『私が合図をしたら通常ので電撃だけでいい。攻撃しろ』

「あれ? 私、七色の事言ったっけ?」

その疑問も敵が出てくることで消し飛ばされた。

一度に出てきたのは5人。

「位置外さん! まだ!?」

指示通りに攻撃せずに待つ。だが、近づかれれば倒しづらいし、
敵が廊下を走って徐々に迫って来るのに恐怖を感じた。

『心配ない。階段を見ろ』

「え!? あれって、宗像・・・・さ、ん・・・」

駆動鎧と同じように階段から出てきた宗像。

御坂は宗像を視認して、名前を呼び終わる前に自分の横に立っていたのだ、宗像が。

平民(みさか)、攻撃していいぞ』

「ふぇ? あ、うん! って駆動鎧が・・・・」

御坂が見たのは、駆動鎧が鉄屑に変わり、奴らの足元に転がっている風景だった。

宗像は階段から出てきた直後、電光石火で駆動鎧達の間をすり抜けて
御坂の隣に立った。

そのすり抜ける際、全員の駆動鎧を破壊してきたのだ。

壊された男たちの方も、何があったのか理解できずに立ち尽くしていた。

「速く倒してくれ」

「あ、うん」

驚きで気の抜けたまま適当に気絶する威力の電撃を浴びせて、あっけなく敵を
全て倒した。

「えっと、終わり?」

「この階は終わりだ」

『信乃のいる1年生も、もう少しで終わる」


 ズゥン!!


「キャ!? 何今の音!? 爆弾!?」

『ニシオリの震脚だ、問題ない。気にするな』

「すごい音・・学校壊すつもりなのかな、信乃にーちゃん」

『修理が面倒臭いから壊したいと言っていたな』

「僕も聞いた」

「・・・・・本当に壊すつもりでやったのかな・・・アハハハハ・・・

 位置外さん、宗像さん、敵はこれで終わりなんでしょ?
 なら生徒を外に避難させる?」

『やめたほうがいい。まだ残っている愚民達(やつら)がいる。

 しかも駆動鎧よりも厄介な強化人間(ブーステッドマン)だ。
 万全の態勢で挑む必要がある」

「強化人間?」

「簡単に言えば、薬や実験で獣のごとき反射神経・運動神経と視聴嗅覚を持った
 戦闘特化人間のことだ。

 駆動鎧を操作していた奴らも薬を使っていたが、それとは比べ物にならない。

 ≪野獣そのもの≫と言う言葉が冗談ではない奴らだ」

「・・・・・なんでそんな奴らが・・・違うわね。
 駆動鎧も含めて
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