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『ステーキ』
みんなのその後

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カントクはグラビアアイドルの胸を揉みしだき、乳首を吸う夢を見ている。友人から電話があった。ヤクザに殴られて、悶絶したそうだ。生まれて初めての体験で箔がついた、と。

サツキは、下り坂の人生の中で、「フィクサーになりたい」とつぶやいた。

増藻の眼球は飛び出していなかったようだ。

Mちゃんは、幸福な、やわらかい男に愛されて、涙を流している。

鎌口は、「都市対抗、AV男優、チン皮、伸ばし大会」で優勝した。

デカは、東京で、Vシネマ・デビューをした。

運転手の佐古は、今、つけ麺にはまっている。

それ以外、かつての増藻の仲間は、それなりに。

イトウは釧路にいた。しばらくこの街にいようと思う。この土地の短い夏を、自分の人生に重ねてみたかったから。

シンジ君は、気の抜けたいい兄貴分になった。

石花君のおちんちんが1a長くなった。

よかったじゃない。

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