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ユーノに憑依しました
ちょいと前の夢を見ました
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き合って欲しいって言うなんて、珍しい事もあるもんだね」
「別に難しい事を頼む訳じゃない、母さんが今日帰ってくるから……少し労いたいだけだ」
「うんうん、クロノ君はお母さん大好きだもんね」
「っ……だから、そんなんじゃないって言ってるだろ!!」

「はいはい、感謝感謝、お母さんに感謝しないとね〜」
「エイミィ!!」
「先輩、あんまりからかっちゃ悪いですよ」

「いいのいいの、クロノ君はコレくらいが丁度いいんだよ、最近難しい顔して変な事ばっかり考えてるんだから」
「クロノの『別に』は特別だからなー」
「そうそうって、あれ? 君誰?」


 さり気無く混ざったつもりだったが、早速バレた、まあ、当然か。


「俺? 俺はユーノ・スクライア、そこに居るマリエルさんがデバイスの腕が良いと聞いてね、どうだい? 資金を出すから俺のデバイスを弄ってみない?」
「……ねえ君? ユーノ君だっけ? お姉さん達をからかったら駄目だよ?」
「ふむ、コレとコレとコレあげる、後はコレが俺の魔導師登録で軍資金がコレだけ」


 今現在所持している発掘したレアパーツ全部渡して、レイジングハート改造用資金を見せる。


「コレだけやって俺の意思が伝わらないなら諦めるよ?」


 地球滅亡確定、やったね、俺は自由の身だ!!


「……先輩コレって古代ベルカのデバイスですよ、保存状態も良いし、メンテしたら充分使えますよ!?」
「この話を受けてくれないなら俺には無用の長物だし、あげる」
「スクライアって遺跡発掘の集団だったよね? 君はお使い? 何で一人なの?」
「まだ発掘してないんだけどフルメンテして欲しいデバイスがある、信用できる技術者に扱って欲しいだけさ、ブラスターシステムとかな」


 俺の出したキーワードに三人の顔付きが変わる。


「……君、どこでその話し聞いたの?」
「さて、どこだろう? 俺の依頼は今度持って来るデバイスをブラスターで収束砲を撃っても耐えられる様にして貰いたい」
「ブラスターでブレイカーを!? そんなの一流の魔導師でも無理だよ!? 一体何に使うの!?」


 小さく手招きして耳を寄せるようにジェスチャーする。


「――――数年後に復活する闇の書退治だ」
「お前ッ!! 一体何が目的だッ!! 一体何を知っているッ!! 何故僕達に近づいたッ!! 全部話すんだ!!」


 キレたクロノに襟を掴まれて宙吊りにされる……回りに注目されてるぞクロ介。


「クロノ君、落ち着いて!! マリー、場所を移すよ!」
「はい!!」


 少し離れた公園に拉致られた。さてさて、どう転ぶかな? 失敗して全部終わると楽なんだけどな。
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