ちょいと前の夢を見ました
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舌を噛まないでよ?」
ウイングロードが変化して捲り上がり、頂点で消失した。クイントさんと一緒に空中に投げ出される。
「これが、カットバックドロップターン」
そのまま空中で回転して急降下、ウイングロードが再び発生して高速で着地する。
うん、面白い視界だった。
「どうだった?」
「うん、生まれてから最高の体験だったよ」
「あはは、それはなにより……ってあら?」
気が付くと地上に居た士官学校の生徒全員がこちらを見上げていた。
「あはは、ちょっと目立ち過ぎちゃったかな?」
「……早く降りましょうか」
深く考えてなかったが、この中に転生者が居たら不味過ぎるだろ。
この後、校長室に連行されたクイントさんを放置して、俺はクロノを発見する事に成功した。
「アレがクロ介か……小さいな」
俺のストレートな呟きが聞こえたのか、遠くに居たクロノが周りを気にした。
後ろの方でサポートしてるのがエイミィか……若いと言うよりは小さいな。
一緒にデバイスのチェックをしてるのがマリエルだな、まだ試行錯誤の最中か。
さてさて、見学もコレくらいにして渡航許可でも取りに行くかね。
外に出る前に士官学校の中をぶらりと歩き回ってみたが、喧嘩を吹っかけてくるような転生者は居なかった。
「……居ないのか、それとも、この程度じゃ釣られないのか……まあ、どっちでも良いか、無害なら放置、放置」
渡航手続きのカウンターで受付のお姉さんから旅の注意事項を受け、手続き終了までに時間が掛かるので街に出る事にした。
デバイスの部品でも見に行くか? 本局の見学でも良いけど……時間掛かりそうだしデバイスだな。
………………
…………
……
何故かデバイス街と呼ばれる所にアキハバラって地帯があるらしい。
日本の文化が混ざってるとは聞いたが……何かの間違いでリインフォース・ツヴァイみたいな萌えデバイスだらけになったら怖い物があるな。
……数百単位で棚に陳列されるリイン、某ドールショップを思い出すな……そこに居た超迷惑な客も。
……いや、思い出すのはよそう、あの時の店員さんは可愛そうだった、うん何も出来なかった俺を許してくれ。
一人どうでも良い記憶に浸っていると、前に三人組が見えた。クロノ、エイミィ、マリエルの三人だ。
「ほら、クロノ君、ファイトファイト、その程度じゃ荷物もちなんて出来ないよー」
「無茶を言うな! もう両手が塞がってるんだ、その上まだ何か買おうって言うのか!?」
「そりゃーねー、まあ、がんばりなよクロノ君」
見事な荷物持ちだぞ、クロノ。
「それにしても、クロノ君が買い物に付
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