ちょいと前の夢を見ました
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返ると小さいのに良い体格をした人が居た
「君一人? お父さんとお母さんは?」
「……今日は俺一人で見学だよ、綺麗なおねーさん」
――――何で士官学校にクイントさんが居るんだよッ!? あんた陸の人間だろ!?
「あら? 君いくつ?」
「黙秘します」
「今直ぐ補導しようか?」
「……これから見学するんで補導は勘弁して下さい」
魔導師登録をみせて勘弁して貰う。
「ふーん、スクライアの子かあ……よし、おねーさんが案内してあげる」
「……クロノ・ハラオウン、此処に居ますか?」
「……ハラオウン君知り合いかな?」
「いえ、管理局で働くなら将来嫌な上司になりそうなので偵察に」
「あはは、いーねそれ、いいよー、一緒に見に行こうか」
俺から差し出した手をクイントさんはニッコリ笑って繋いでくれた。
「――――血を、遺伝子情報を誰かに渡した事あります?」
クイントさんが足を止めて俺の前にしゃがんだ。
「……――――何でそんな事聞くの?」
「研究所でそっくりな子供を二人見た」
「……どこの研究所で見たの?」
「転移魔法を失敗した時に変な施設に飛んだ、魔法が使えなかったから、どこか判らないくわしい場所を知りたい」
真っ赤な嘘だがな。
「……毎年健康診断は欠かしてないし私の遺伝子情報は調べれば判ると思う」
「少なくとも一定量のサンプルは必要になると思う、そこから割り出せない?」
「……確かめてみる価値はありそうね」
「嘘だと思わないの?」
「嘘だったら嘘で良かったねって笑ってやるわよ……その子、見たんでしょ?」
「……戦闘機人計画、アンチマギリングフィールドに気を付けて、特にレジアス・ゲイズって人には」
「……OK,お手柄よ、ユーノ君、それでかなり絞り込めるわ」
「……俺はレジアスの裏に居る人間に見つかりたくないので、お願いできますか?」
「うん、わかったわ、さて、クロノ君だっけ? 見に行こうか」
「はい」
クイントさんが俺を肩車してローラーで走り始めた。
「ウイングロードだっけ? それも研究されてた」
「……――――そう、……ねえ、その子達どんな感じだった?」
「……そうだね、笑えば可愛いと思うよ……あんな研究施設じゃなければ」
「……――――飛ぼっか」
ウイングロードが発生してその上を高速で走り始める。遠くの空に大きな衛星らしき星が見える。
「空を走るの好きなんだ……嫌な事忘れたりする時はこれが一番!!」
「リクエスト――――――カットバックドロップターン」
「おー、激しいのがお好き?」
「本職のを見てみたい」
「良いわ、見せてあげる――――しっかり掴まってて、
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