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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0369話
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手でもある程度の戦闘能力があるが、基本的には武器を持って戦うタイプだ。そしてその武器が手元にない以上は2人掛かりで攻めるというのが現時点ではベストだろう。
 ネギに関しては、明石達を守る為に俺と同じく子供用の杖を持ちながらもその場から動く事が出来ずにいる。素手という事で、茶々丸か古菲辺りが援軍に駆け付けてくれれば戦力的にも安心なんだが……いや、待て。ローブのもう片方はどこに行った?

「やれやれ。僕を相手によそ見とは随分と余裕だね」

 ちぃっ、とにかく今は俺達の力でこの場を切り抜ける事を考えるべきだ。

「いや、何でもない……よ! 『3の影槍』」

 言葉に混ぜて初心者用の杖を使い、なるべく魔力を込めないようにして影槍を発動する。俺の影から伸びた3本の影槍が、それぞれ複雑な軌道を描きながらフェイトへとその先端を突き立てるべく向かうが……

「まぁ、初心者用の杖じゃ君のその馬鹿みたいに大きな魔力を十分に使いこなせないと思っていたけどね」

 そう、初心者用の杖は所詮初心者用の杖でしかない。俺が本気で魔法を使おうと思ったら、放てて1発だろう。それだけでこの杖は破壊される。
 つまり、この杖で放たれた魔法はいつも俺が使ってる魔法よりも数段威力が低いのだ。よって……

「くそっ!」

 自分に向かって来た魔法を手で払いのける。それだけで、影槍は砕かれ影精は空中に散っていく。
 それを見て思わず吐き捨てるが、次の瞬間にはフェイトが懐へと踏み込んでこちらの喉を狙って拳を……させるかっ!
 放たれる寸前のフェイトの右拳を、左手で受け止める。そのまま半ば力比べの様相を呈するかと思いきや、あっさりと拳を引いて距離を取る。

「京都で君の馬鹿げた身体能力は散々見せて貰ったからね。そう何度も同じ手は食わないよ」

 そう言いながら、何かを掬い上げるように手を下から上に動かすフェイト。その仕草に嫌な予感を覚え、咄嗟に瞬動で後方へと距離を取る。
 その判断が正解であった事は次の瞬間に証明された。床から槍のように数本の鋭い岩が突きだして一瞬前まで俺が存在していた空間を貫いたのだ。
 そしてその一撃を目眩ましに、地面から突きだした鋭い岩を左右に迂回するようにしてこちらへと放たれた無数の石の槍。
 初心者用の杖で使う魔法では対抗仕切れない。そう判断した俺は杖左手に持ち替え、脳裏に浮かんだ空間倉庫のリストからサブマシンガンを選択する。
 同時に、射線の先に一般人がいないのを確認。その弾をバラまく。
 ダダダダダダダダダダダ! というけたたましい音と共に大量の弾丸が発射され、俺へと向かっている石の槍のことごとくを破壊する。
 放たれた石の槍の全てを破壊し、周囲の状況を素早く確認した俺の目に入ってきたのは、ローブの人物に黒い球へと封印
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