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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
役者は踊る
第三三幕 「教務補助生」
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)だから選ばれても別段不審なことはないのだ。だがしかし、IS騎乗に関しては他の連中とどっこいなはずである。
「あの、私専用ISとか持ってませんし・・・」
「心配するな、専用機持ち以外ではお前が1年生で一番ISを乗りこなしている」
「え゛?」
何それ私聞いてない。アリーナで(原作勢と被らない時間に)自主練習とかはしてたけど、それはあくまで空飛ぶのが楽しいからひゅんひゅん飛んでただけであって乗りこなそうと思ってやっているわけでは・・・まさか、アンノウンの一件で目立ち過ぎた!?などと思った佐藤さんだったが、千冬の続く言葉に唖然とした。
「隠すことはない。お前は暇さえあれば自主練習でISを飛ばしているだろう。自分では気づいていないかもしれんが、初心者であれだけの長時間飛行をするのは容易に出来る事ではない。何故なら空を飛ぶというイメージを固めるのが難しいのはもちろん、集中力が持続しないからだ。しかもそれだけではない。自分が練習できない時間は決まって専用機持ちの練習を見学して技術を盗んでいただろう?注意深く観察しながら通信傍受までして、メモ帳にペンをずっと走らせながらだ。それなりに多くの生徒を見てきたが、お前ほど努力に貪欲な奴はそうそういなかったぞ?」
「は、い・・・?」
「お前のそれは、誇ってもいい。私が保障しよう」
(うわぁぁぁぁぁ長時間飛行はともかく見学の方は盛大な勘違いです先せーーーーい!ほぼ出歯亀してただけですから買いかぶらないでくださーい!!)
暇さえあれば情報収集ついでにアリーナへ足を運んでいたのがまさかそういう風に取られているとは・・・!!と自分のうかつさを呪う佐藤さんだが、実際には確かに専用機持ち達のISテクニックを参考にすることも割とあるので間違ってはいなかったりする。
周囲がざわ・・・ざわ・・・ついているのが分かる。まぁクラスのみんなは多かれ少なかれ佐藤さんを只者ではないと思っているため驚いている者は少ないのだが・・・
「ま た 佐 藤 さ ん か」
「ホンマ佐藤さんは努力家なお方やでぇ・・・」
「経験が活きたな。〇クターを奢ってやろう」
「いや何様よあんた!」
「おのれ佐藤さん・・・!千冬様の御寵愛(?)を一身に受けるなどぉぉぉ!!」
・・・非常に振り返りたくありませぬ。ちょっとちーちゃんマジで止めてよそんな良く分からん物に推薦されたら私の自由が減っちゃうじゃないですか!ついでに反比例して面倒事に巻き込まれる確率はUPなんて冗談じゃない。モブにはモブの行動範囲というものだあるんだよ!・・・誰だ「まだモブとか言ってるよこの人www」って笑ったやつ!!出て来いよ!武器なんか捨ててかかって来いよ!
・・・ふう、落ち着けKOOLになるんだ佐藤稔。先生は生徒を危険な所に連れて行こうとするわけがな
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