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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter26「最高の一時をアナタに」
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部隊長!持つべき者は才色兼備な部隊長ですね!」

「「あはは……」」

(こういうのを職権乱用って言うのよね……)

異様にテンションの高いはやてとシャーリーを筆頭に、後ろからなのはとフェイト、ティアナも浴場へと向かう事になる。数分後、男湯は何の前触れもなくミッド語で書かれた『貸切 女性入浴中』という謎の貼り紙が貼られ、この日男性隊員は日付が変わった深夜にしか浴場を使用する事ができなかった。


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脱衣場で衣服を脱いだ女性陣は早速浴場へと足を踏み入れる。

「何だか男湯に入ってるのって不思議だよね」

「うん……これって合法なんだよね?私達って痴女じゃないよね?」

「合法かどうか分からないけど、とりあえずフェイトちゃん、痴女って言い方はやめてほしいかな?」

「そんなええねん。早よ入るよ!」

「はーい!…っとその前に♪」

シャーリーが小瓶の蓋を開け、もうもうと湯けむりが立つ湯船に入浴剤を一滴残らず注ぐ。
鏡のように透き通る湯に入浴剤はかき混ぜる必要もなく、あっという間に湯船全域へ桃色と特有の香りを広げていった。

「う〜ん!めっちゃエエ香りやん」

「確かにこれは……」

「そう言ってもらえると頑張って調合した甲斐があるものです!」

湯に浸かったはやてとティアナは湯の気持ち良さに声を漏らさずにはいられず、すの姿を見たシャーリーは湯の気持ち良さとは別に自分の調合した入浴剤が良作だった事を知れた事で二重に喜びを覚えていた。

「ふぅ……温泉に入っているような気分だよ」

「少し粘り気があって、お湯も良い感じに柔らかいし、なのはの言うとおり本当に温泉に入ってる気分……これは確かに肌に良いかも」

少々テンション高めの2人を余所になのはとフェイトが湯の肌触りを確かめ、楽しんでいた。

「ホント不思議な入浴剤やなぁ。今度シグナム達にも勧めなかな」

無類の風呂好きであるシグナムには絶対紹介する必要があると思った心優しき夜天の主は、この入浴剤をシャーリーに余りがあるのなら譲ってもらおうと考えていた。

「香りはいいんですけど……ちょっとこの粘り気は私は苦手です……」

モモシア入浴剤特有の湯にもたらす効能にティアナは合わないのか、早くも湯船から立ち上がっていた。

「気になるのは初めの内だけだよ」

「慣れたら気持ちいでぇー」

「はぁ……」

ここでただ1人上がるのは、何かに負けた気がしたティアナはシャーリーの言った事を頼りに再び湯船に浸かる事にする。
ヌメッとした湯の性質に一瞬顔をしかめるも、それも数分もすれば変わり、入りたての頃と比べれば随分慣れきたものである。

「フェイトちゃん見て。ツルツ
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