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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter26「最高の一時をアナタに」
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輝きを見せる桃色の液体の入った小瓶を取出し掲げる。
ジャーン!という効果音が全員の耳には聞こえた気がした。
「何なんその小瓶?」
「香水でしょうか?」
「フッフッフ……」
シャーリーのその意味有りげな笑いを見たティアナは何となく面倒な事にこれから巻き込まれるのではと感付き、この場から出来れば離れたかった。しかし今更逃げる事など出来るはずもなく大人しくする事にする。
「これは先日私が友人から譲り受けたモモシアの実で作った、入浴剤なんですよ!」
「モモシアの実やて?」
「知ってるのはやてちゃん?」
「まぁ、うん。108部隊にいた時、ちょくちょくお目にかかる事が多かったからなぁ」
「108部隊……という事は密輸絡み?」
108部隊はスバルの父親が部隊長を勤めている部隊。
フェイトの言う密輸絡みと気付いたのは108部隊が密輸捜査を専門にしている事を知っていたからだ。
「そんなところや。モモシアの実は魔力素の特別強い場所にしか育たない実でな、せやからその稀少なモモシアの実は裏表関わらず、かなりの値打ちモンやから密漁者が後を経たなかったんや」
「シャーリーさん、その入浴剤ってまさか……」
密輸が後を絶たないという話しを聞いた事から、ティアナはどういったルートでシャーリーの友人がモモシアの実の入浴剤を手に入れたかのか気になり、疑いの眼差しをシャーリーに向ける。
「ち、違うから!今ティアナが思い浮かべたような方法で手に入れた物じゃないからね!?」
「で、ですよね!変な事聞いてすみません」
「あははは!(ホントは何処で手に入れたかなんて私も分からないんだけど……)」
内心深く入手先を詮索されなくてよかったと安堵したのは内緒だ。
「思い出した!確かその実から抽出したエキスを体に塗れば肌がスベスベのプルプルになるんだったっけ?」
以前偶々手に取った女性誌でモモシア関連の記事を目にした事をなのはは思い出したようだ。
そしてその効能を知ったはやては目を輝かせる。
「さらにさらに〜モモシアの香りには男性を惑わす魅惑の効能もあるから、意中の人もメロメロの早撃ちだよぉ?」
「な、何で私に振るんですか!?」
シャーリーに肘で突かれ、赤面になるティアナ。初々しい反応を見たはやてとシャーリーはごちそうさまでしたと言わんばかりに良い笑顔を見せる。
「あの今思い出したんだけど、確か今日の浴場ってボイラーのメンテナンスで使えなかったんじゃ?」
盛り上がっているメンバーに申し訳なさそうに声をかけるフェイト。
その指摘で浴場の現在の状況を全員思い出したようだ。
「そんな些細な問題や。部隊長権限で男湯を今から女湯にすればええんよ」
「さすが八神
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