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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter25「信頼と疑念」
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手に苦戦したと知り、喜んでいられたのは一瞬だけだった。
「そう落ち込む事もないだろ?そうだなぁ……まず、スバルとエリオ」
「「は、はい」」
若干気を落としているスバルとエリオに何かを思い出したのか、2人に話しかける。
「さっきも言ったが、模擬戦での2人の連携は上出来だった。相手をしていて、俺の仲間を思い出したよ」
「お仲間さん…ですか?」
「あっ!もしかして、あの写真に写ってた!」
スバルが以前食堂でフェイトが拾って六課メンバーの目に触れる事になった、ルドガーと仲間と写ってた写真の事を思い出す。ああと頷き写真を取り出し、その場にいる者に見えるようする。
「この白衣を着てる奴はジュードって言ってスバルと同じナックルを武器にしててな」
「ジュードさんって強いんですか?」
「ああ。本業は医学者のはずなんだけど、得意の格闘戦は軍人顔負けの実力……スバルはジュードより戦術や戦いの経験等では劣るが、パワーとスピードは間違いなくジュードを上回ってる。戦いの経験値はこれから嫌でも身に付いていくから、自分の戦闘スタイルをイメージして、脳内プレイで戦術を作っていけよ」
「はい!」
スバルが返事をするのを見るとエリオの方に首を動かす。
「エリオはまだ槍使いの間合いの取り方がわかっていないな。相手との間合いを詰めすぎだ。俺の剣よりストラーダの方がリーチはあるし、間合いを上手く取れば剣使いに反撃の暇を与える事もない……それが今後のエリオの課題だな」
「気をつけます!」
「ははっ、そう気負うなよ。俺も一応槍使いだ。わからない事があったらいつでも聞いてくれ」
「ありがとうございます」
「次にキャロとティアナ」
「「は、はい!」」
意外と真面目な個人の戦闘評価をルドガーが行う事から、少し緊張して声が出てしまう2人。
普段と表情は変わらないが今日の彼の言葉はいつもりよ、的確な物になっていた。
「俺は召喚師や竜使いの事はまったくわからないけど、フリードとよく意志疎通が出来ていたのはわかる。ティアナの援護で撃ったあの火の玉はナイス判断だった。これからもその調子で頑張って行こうな」
「はい!」
「キュクー!」
ルドガーに誉められ、嬉しいに返事をする1人と1匹から、視線をティアナに移す。
「今回はティアナ自身もよく動けていたし、大分指示系統も構築出来てるみたいだな」
「いいえ、全然ダメでした。なのはさんが言った通り、何度も戦ったルドガーさんが相手だったから、今日はここまで戦えました。それでも惨敗でしたけど……」
「それでも成長している事はお前が強くなっている証だ……あと少ししたら俺もお前達の相手をするのもきつくなるだろうな」
「………」
模
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