第64話 少年達は戻って来るようです
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「ネギ坊主。拙者も、それは少々納得出来かねる。」
四人に話をすると、明日菜さんには呆れられ、長瀬さんには否定される。
古さんとまき絵さんは、頭の上にはてなが付いている。
「超さんは危険っぽいけど、先生達は大丈夫じゃ無い?」
「織原先生達ははぐらかされそうアルが、超は大丈夫アルよ。」
「「ん?」」
「えーっと………どうするのよ、ネギ。」
はてなをつけていた二人が同時に言い、今度は皆がはてなを付ける。
と言っても、この場合の選択肢は決まっているようなものだ。
「それじゃあ皆さんは、超さんの方へ行ってください。僕は愁磨さん達と話をしてきます。」
「却下!あんた一人で行かせる訳無いでしょ。」
「なら、明日菜が一緒に行けば問題ないでござるな。では、拙者らは行くでござる!」
長瀬さんに合わせて、三人は颯爽と屋上から飛び降りる。
・・・体操部って、皆あんな風にリボンを使えるのかな?考えると日が暮れるだろうから置いておこう。
「一応聞きますけれど……あの人達、今どこに居るか知ってますか?」
「愁磨先生は分かんないけど、ノワールさんとアリカさんは今家に居る筈よ。」
今度は僕が頭にはてなを出す番となり、先に行った明日菜さんについて行く。
そう言えば明日菜さん、時々アリカさんと一緒に居たっけ。仲良くなったのかな?
ピンポーン
「こんにちはー、明日菜ですー。」
「おお、入ってよいぞー。」
明日菜さんは、結構慣れた様子で家の中へ入って行く。・・・ちょっとだけ羨ましいな。
「待っとったぞ、明日菜。今日は………珍しいのと一緒じゃな。組み合わせ自体は珍しくないがの。」
「こ、こんにちは。愁磨さんはいますか?」
「休むと言っておったから、別宅の方におるじゃろう。明日菜もついて参れ。今日の分を済ませよう。」
以前ぶち込まれ――もとい、案内されたダイオラマ球かと思ったけれど、その部屋から更に地下に
案内される。『気を付けて』と言い残し、アリカさんは上へ戻って行った。
激しく不安にかられながら中に入ると、そこには街が広がっていた。
出たのは、街と海を一望できる高い丘の上の家。周りには寝転んだら気持ちよさそうな芝生。
気配に気付き家のデッキに行くと、そこには何故かベッドが。
「こんな所に出してたら、雨とか風で……って、無いのか。」
真っ黒な布団なんて珍しいな・・・・と思い見てみると、布団と間逆の色、羽の様に広がる髪と
小さく見える細い体が目に入った。丸まって寝ているせいで、髪の毛に包まれているようだ。
「あら、同性の寝顔を見て欲情するなんて。殺してい
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