第64話 少年達は戻って来るようです
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かされた気分だけど・・・今は、これが唯一の手掛かりだ。
………
……
…
「ごめんね、ネギ君。私達は収穫なし……。そもそも人っ子一人見当たらなかった。」
「あたしらも殆ど無しってくらいだけど……。ネットの情報が、ある時点で完全に止まってた。」
一時間後、朝倉さん達と千雨さん達が合流して、報告を皆で聞く。
朝倉さんの捜査能力と、長瀬さんの気配探知で見つけられなかったなら、本当に人が居なくなってると
考えるべき、かな・・・。
「それと、今の正しい日時も分かった。今は学園祭二日目じゃない、振り替え休日の二日目だ。」
「そうですか………ありがとうございました。僕達は、愁磨さんからこれを渡されました。」
「CD……いや、DVDアルか?」
「ノートパソコン持って来て正解だったな。ほら、貸せ。」
千雨さんのパソコンにセットして再生すると、無駄なメニュー画面のある動画データだった。
タイトルからすると、学園祭三日目の最終イベント・・・らしい。
「でも、計画されていた物と違いますね……。」
「なんだこりゃ………大規模シューティングゲームか?」
「だけどこれって魔法、ですよねー?ちょっと教えて貰っただけですけれど、私にもわかりますー。」
映像は、一般生徒が魔法具を使ってロボット軍と戦ってる様子だった。
初めは人型・多脚戦車型。中盤からは巨人型や飛行型、多腕・長腕と言った異形。
「それにしても……悪趣味の一言です。ロボットの攻撃、服を脱がしてますです。」
「攻撃で怪我をしていない、と言う点では幸いと取るべきでござるよ。
それにしても、SFアクション映画でも見ている気分でござる。」
「映画、ってよりは…………出来の悪ぃアニメだぜ、これ。」
終盤に出て来たのは、六体の巨大なロボット。
そして空中に浮かぶ衛星兵器型の機械。でも、機械と言うにはあまりに大きすぎる。
これらが出て来た途端、それまで何とか耐えていた学園側が、あっという間に守っていた広場を
占領されて行った。そして、最後の広場を占領される、ほんの数瞬前。
『どうやラ………戦いは私達の勝ちの様だネ、旧世界人諸君。
君達に恨みは無いが―――未来の為に、消えてくれたまえ。』
超さんが言うと、映像が真っ白な光でつつまれ・・・・
次に見えた時には、溢れ返っていた人が全て消えていた。
「これはまた、分かりやすい構図を作ってくれたものアル。」
「え、ええ、そうですね。とにかく、戻ってやる事が決まりました。」
「先程から先生は、時間遡行でも出来るような口ぶりですが……何か、方法があるですか?」
「はい。実
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ