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ニュルンベルグのマイスタージンガー
第三幕その十六
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つくろってそのうえ詩人だから」
「詩人だから」
「休ませてもらう暇もない。軍にいるようだ」
「軍か」
 ヴァルターはその軍という言葉に反応を見せた。
「それは例えに過ぎないな」
「そのうえ男やもめだから人は色々とからかう」
「何が言いたいのかしら」
 エヴァは次第にザックスの考えがわからなくなってきた。
「親方は何を」
「若い娘までが相手が見つからないと言って声をかけてくれる」
「私のこと?」
「娘達の気持がわかろうとわかるまいと」
 エヴァの詮索を妨害するかのように言い続ける。

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