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ニュルンベルグのマイスタージンガー
第一幕その六
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度は先程より声が大きいものであった。
「おおい、ダーヴィット」
「まだかい?」
「もう終わったか?」
「あっ、もう少しだ」
 ダーヴィットは彼等に顔を向けて答えた。
「だから待っていてくれよ」
「いい加減終わらせてくれよ」
「こっちも忙しいんだからな」
「わかってるさ。ちょっと待っていてくれって」
 こう彼等に言ってまたヴァルターに顔を戻す。そうしてそのうえでまた説明するのだった。
「そして詩人はです」
「うん」
「まず貴方が歌手になられ」
 まずはそれだった。

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