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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第136話】
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ちいちお前の馬鹿な発言聞く理由も無いよ」


そんな感じで素っ気なく対応する――少しこめかみが引くつくのが見えるが、それを隠して――。


「……まず、第一世代というのは『ISの完成』を目標とした機体だね。次が、『後付武装による多様化』――これが第二世代。そして第三世代が『操縦者のイメージ・インターフェイスを利用した特殊兵器の実装』。空間圧作用兵器にBT兵器、後はAICと――そこの銀髪の迎撃兵器だね。まあ束ちゃんから見たらポンコツだけどね、アハハッ★」


そんな感じに楽しそうに笑う篠ノ之博士を、美冬は睨む。

――母さんは口元に手を当て、あらあらといった感じで眺めていた。


「……で、第四世代というのが『パッケージ換装を必要としない万能機』という、現在絶賛机上の空論中のもの。はい、いっくん理解出来ました?先生は優秀な子が大好きです」


「は、はぁ……。え、いや、えーと……?」


そんな感じで頭が混乱している一夏。

まあ各国がやっと第三世代型の一号試験機が出来たばかりで第四世代だからな……本当かはわからんが。


「ちっちっちっ。束さんはそんじょそこらの天才じゃないんだよ。これくらいは三時のおやつ前なのさ!――具体的には白式の《雪片弐型》に使用されてまーす。試しに私が突っ込んだ〜」

「「「え!?」」」

「…………」


篠ノ之博士の言葉に、専用機持ち達が驚きの声をあげた。

……だから零落白夜発動するときに変わった感じに開くんだな。

……つまり、白式も世代分けすると第四世代型って事か…本人が使いこなせてるかは微妙だが。


「それで、上手くいったのでなんとなんと紅椿は全身のアーマーを展開装甲にしてありまーす。システム最大稼働時にはスペックデータは更に倍プッシュだ★」

「ちょっ、ちょっと、ちょっと待ってください。え?全身?全身が、雪片弐型と同じ?それって……」

「うん、無茶苦茶強いね。一言で言うと最強だね」

「……本当にそうなの?例え機体が良くても、性能を引き出せないと宝の持ち腐れじゃない?」


そんな風に言ったのは美冬だ。


「……なんだ、お前?」

「私?貴方が馬鹿にしたそこに居る有坂緋琉人の双子の妹、有坂美冬です」



臆することなく、真っ直ぐと篠ノ之博士を見る美冬。


「……ふーん、そこの銀髪に妹がいたとは……それはそれは――兄が兄なら妹も妹――だね★」


流石にその発言に反応したのは、美冬と仲良くしてる面々だ。

言葉では何も言わないが、明らかに表情が変わる。


「美冬、座ってなよ。本人が最強っていうならそれでいいじゃん」

「へぇ……まさか銀髪が擁護してくれるとはね★」


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