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久遠の神話
第四十九話 スペンサーの剣その十七
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政府の判断次第だが」
「政府ですか」
「多少まともな政府でよかった」 
 工藤は一時政権交代を果たして政権に就いたある左翼政党のことを思い出して言った。
「さもないとな」
「どんな判断するかわかりませんでしたね、先の政権だと」
「あの政府は媚諂いしかなかったからな」
「あちこちに媚びて自分達の政権維持しか頭になかったからですね」
「左翼的考えだと思っていたが違った」
 工藤は高橋と共に私的な意見を述べ合った。
「自分達のことしか考えていなかった」
「そうした政権でしたからね」
「どんな判断をするか不安になったが」
 剣士の戦いについてもだ。まともでない政権はまともでない判断を下すものだ。
「今の政権ならまあ大丈夫だ」
「ですね。それじゃあ」
「安心して赴こう」
 こうした話をしてだった。彼等は今は戦いからは離れた、そしてまずは政府の判断を待つことにしたのだった。


第四十九話   完


                          2012・10・23
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