マジカル☆ウィッチルフェイちゃんアイスフェスティバルを楽しむB
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ウィルベル
アタシはアイスランに参加しているんだけど、予定通り前半戦終了まで進んでいる。もうちょっとで前半のゴールだよ。
「ウィルベル、そろそろキーパーを頼むぞ」
「ウィルベルさんに任せなさい」
宝玉を受け取り、アタシは箒から降りて滑り出す。そのまま中継地点に入って、新たに5人と合流して、そのままゴールを目指すんだけど……今回は去年と違った。
「前方から大きな反応が来てるよ!」
「へ? ぐべらっ!!」
「アギラー!!」
飛んできたドリルにアギラ君が殺られた。いや、生き残ってるけどね。
「おいおい、アレは守護獣じゃねえか……」
直ぐに攻撃して来た存在が現れた。辺りのゴーレムを引き連れて。
「ゴール前に居るはずなんだけど……どうなってんの!」
「まった、その後ろに大きな反応があるんだけど」
アタシが新たに捕らえた反応が現れた。セイレーン寮が作った音波兵器がやって来たんだよ。
「仕方無い。ウィルベル、計画通りにここは私達が引き受けるわ」
「それじゃあ、よろしく」
セイレーン寮とユニコーン寮が作った大量のゴーレムを同時に相手するのは無理だと思う。だから、できる限り急がないといけない。
アタシは全力で進んだあと、下り坂となって森の中を急いで滑っていく。でも、前方にドラゴンが現れて、アタシを攻撃してくる。
「ちっ、邪魔よ」
口から吐き出されれる炎を裂けて、接近して一気に飛び上がる。その隙に懐からアイテムを取り出す。
「ウィルベルさんのとっておきだよ!」
開かれた口にパンプキンボムを叩き入れて、そのまま滑っていく。すると後ろから爆発音が響いた。
「うわっ! わっ、わっと……」
何とか爆風の衝撃から体勢を立て直して、そのまま進む。これで他は大丈夫なはず。
「これでゴールまで一直線!」
ゴールまで近づくにつれて、急激に温度が下がって濃霧が発生しだした。
「まだなにかいんの?」
濃霧の中に入るのは何か嫌な感じがするから、アタシはパンプキンボムを取り出して、濃霧の中に投げ込む。爆発によって濃霧が吹き飛ばされた。そして、多数の氷柱が立ち並ぶ場所だった。アタシは警戒して中に入っていく。
「っ!?」
少し異変を感じたので、慌ててしゃがむ。その瞬間、アタシの上を巨大な爪が通って行った。背後を振り返ると、足の爪でブレーキをかけ、背中の物で姿勢制御を行ってこちらに振り向いた。
「うわぁ、相手は恐竜なんだ。というか、何でいるの?」
直ぐに氷柱に隠れた。それは相手も変わらないようだ。しかし、内包する魔力量から見て、かなりやばいじゃん。仕方無い、隠れながら進もうかな。でも、罠は仕掛け
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