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脱出
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「ライフルでも出たのか?そんなに弾を買って、それともアウラに心配かけたから少しは機嫌を直そうってやつか?」
「ちげえよ。必要だから買ってるんだ。詮索すんな」
「はいはい」

 そしてある程度の弾丸を買うとそのままアイテムウィンドウに収納する。

「毎度」
「今度金がたまったらここにあったあのメリケン見たいなものがついてるナイフが欲しいんだけどあれいくら?」
「ん?ああファイティングナイフか。あれは別にそこまで高くないぞ。お前の財布の中からでも買えると思う」
「それならくれ。バタフライナイフ壊れたから新しいのに新調しようと思ってたんだよ」
「なるほどな。ほれ」

 とりあえずお金を払って武器を貰う。それをケースにしまってから後ろの腰につける。

「よし、これであらかた装備もちゃんと整っただろ」
「まあ、あれだけ使えばな。それじゃあ、これぐらいでいいな」
「ああ、ありがと」
「こっちも商売だから気にするな」

 サングラスをかけた厳つい顔の笑顔を向けられる。それを見て苦笑してから手を振ってそのまま店を出た。外には先ほどの少女がバギーに座ってウィンドウの中を整理してるのか指を動かしていた。

「お待たせ。ホラ、ライフルの弾」

 そう言って結構な量の弾を渡す。それを受け取るとすぐにウィンドウにしまった。

「どうも。それにしてもこんなところにも店なんてあったのね。外から見てたけどいい装備がたくさんあるじゃない」
「ああ、ここは店主は結構武器にはこだわってるからいい武器を見つけたいんならオススメだ。まあ店主の顔が厳ついから少しびびるけどな。それ以外ならかなりいい店だぜ」
「それなら今度行ってみようかしら。もしかしたら、掘り出し物を見つけられたりするかもしれないし」
「まああるかもな」

 そう言ってからバギーに乗った。その後に少女もバギーの後ろで座りなおす。それを確認エンジンをかけてそのまま、中央の街へと向かう。さっきの道をいったん戻り、そして中央にある総督府を目指す。普通に歩いては数十分はかかるのをほんの数分で着いた。

「よし、ここでいいだろ」
「ええ、ありがと。それにしてもアンタってこれ持ってるから移動には便利ね」
「まあ、確かにこれがあれば移動が楽だな。さっき気付いたけどこの座る部分の下が丁度物とか入れられるし結構運べるしいいかもな」
「運び屋かなんかすればいいじゃない。それでお金を稼ぐのも一つの手じゃない?」
「そうかもな。まあ、運び屋をするんなら客一号のアンタにこれ渡しとく」

 そう言って自分のキャラデータを渡す。それを少女は受け取った。

「まあ、どこか移動する時ぐらいはあんたに頼むわ」
「客第一号にはサービスで安くしてやるよ」
「そうでなくちゃね」

 そう言
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