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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第08話
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「セシリア、こいつ知らない国にきていきなりいじめられたいそうよ?」
「それはそれは…………この国のマナーを教えて差し上げましょう。鈴さん♪」
変に乗り気のセシリア。他の生徒は避難を始めている。
「っは、所詮1足す1派2にしかならん。くだらん種馬の取り合いをしているメスは相手にすらならんな」
「………………よっぽど殺されたいらしいわね」
「…………………おほほほほほ」
一夏の事を馬鹿にされ、怒りの沸点を通り越した二人は今にも動き出しそうだ。セシリアに至っては、笑い続けている。とても恐ろしい構図である。
「さっさと来たらどうだ?こちらも暇ではないのでな」
「これは勢い余って殺しちゃっても問題ないわよね〜。だって、あっちから挑発してるんだもの」
「そうですわね〜、消し炭にしてしまえば証拠になりませんしね〜」
「「…………よし、殺るか」」
その掛け声(?)で二人はラウラに飛びかかっていった。
◇ ◆ ◇ ◆
同時刻、俊吾は楯無に呼び出され生徒会室に来ていた。楯無にメールで呼び出されたのである。楯無の座っている椅子の机には沢山の資料が置いてある。色々と忙しいみたいだ。
「それで楯無さん、一体何の用事ですか?というか、どうやって俺のアドレス調べたんですか」
「まぁまぁ、ちょっと落ち着きなさい。アドレスはちょちょっと調べたのよ」
ちょちょっとで調べられるのか、あんたは……。本当に良く分からんがハイスペックだな、この人。
「じゃあ、本題に入るわね」
仕切り直すように楯無は言った。が、顔が少し厳しい表情になったのであまりいい話題ではないのだろう。
「最近、街の方で不審者が増えてるみたいなの」
「…………はぁ、それで俺にどうしろと?」
「まだ話は終わってないわよ。流石の私でも街に不審者がいるだけで俊吾くんを呼び出さないわよ」
流石にそうだよね。本当にそれだけだったら、無言で帰るところだった。
「その不審者っていうのがどうもIS学園を探ってるみたいなの。しかも、デュノア社の社員みたいなのよね」
俊吾はピクっと反応した。
デュノア社が探っているってことはそういうことだよな……。くそ、早いな。昨日の今日で直ぐに行動するのか……。いや、もしかしたらシャルルが転校してからずっと探っていたのかもしれない。楯無さんだって最近って言ってるわけだし、ここ数日というわけではないな。となると、最初からバレるのを覚悟でシャルルを送り込んだか……。…………こんな事は思いたくないが、最悪の事態ではハニートラップでも使わせるつもりだったんじゃないんだろうか。いや、よそう。今は、目先の問題が先だ。
「デュノア社ですか……。何でまた大企業の
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