暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D―魔法使いのキセキ―
旧校舎のディアボロス
第14話
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は少し落ち込んだ表情をしたものの、俺たちと一緒に居られることの方が嬉しかったのかすぐに表情を戻した。
 あの笑顔を見れたんだ。それだけの価値がある。
「そういえば、昨日聞きそびれたんだけど。あの銃弾は?」
「・・・私も気になります」
 堕天使に放った銃弾だろう。イッセーの神器の事やアーシアの転生で色々あって聞かれてなかった。
「あれは、魔弾だな。お約束だが教授特製。
 基本、アンコールに弾を込める必要はないが機構は既存の銃と同じだ。だから普通の銃弾も放つことが出来る。
 そして、弾にも細工をしたのがあの魔弾。種類はあるがあれは威力重視のものだ。」
「ものすごい威力だったね」
「・・・翼が消し飛んでいました」
「あー。あれは俺も想定外だった。本当なら翼の根本を打ち貫いて片翼を離すつもりだったんだ」
 まさか、片方の翼がきれいになくなるとは。
「・・・じゃあ、なんで?」
「ここからは仮説だが、俺の神器だと思う」
「君の神器は法力を溜めるものなんだろう?どうして威力が上がったんだい?」
「俺はあの時、神器の方から法力を送ったんだ。前の戦闘で俺自身の法力が減っていたから。
 ただ、切れていたから調節なんてせずに適当に法力を銃に送ったんだ。一瞬にしてな」
「あれだけの量を一瞬にかい?」
「おそらく」
 普通ならホースから出る水と同じく一度に出る量が決まっている。それ以上の量を放つならバケツに水を入れるように溜めないといけない。
 だけど俺はその動作をしなかった。俺自身あの量を一度には出せない。だから神器の力だと思った。
「・・・つまり、力に物を言わせたわけですね」
「そうなる。まぁ、これはまだ仮説だから今後検証していくつもりだ」
 この話はまとまったので気になっていたことを聞く。
「そういえばイッセーの駒の価値って聞いてるか?」
 チェスの駒には価値が存在している『ポーン』一つを基準に。『ナイト』と『ビショップ』が3つ分。『ルーク』が5つ分。『クィーン』が9つ分だ。
『悪魔の駒』にもこの基準が採用されており、転生者がこの価値を上回る場合駒が複数必要となるらしい。
『神滅具』を宿すイッセーだ。十分価値は高いと思われるが。
「『兵士』8つだって」
「8つ・・・」
 イッセー一人で『兵士』すべて使っていることになる。価値で言えば『女王』に次いで高い。
「イッセーは大変だな。要は8人分の働きをしなければいけないのだから」
「そうだね」
「・・・しっかり働いてもらいましょう」
 戦闘なら神器の力で働けるが普段は大丈夫だろうか。いまだ前代未聞の契約数0件、しかし評価が高いを継続中なんだが。
「まぁ、今はその話は置いておこうよ。せっかくの歓迎会なんだしね」
「そうだな。新人もできたことだしアイツも気合が入るだろ
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